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ぼくのだいぼうけん
おはようございます!こんにちは!こんばんは!
今回の担当は渡辺です。よろしくお願いします。

昨日、ゼミナール協議会のレクリエーション大会がありました。
私は風邪をひいてしまい参加することができなかったのですが…涙
今回はドッヂボールとクイズ大会が行われました。
残念ながらどちらとも入賞することはできなかったのですが、なんと、ゼミTシャツがデザイン賞を頂けたそうです!!やったね!
表は篠崎さん、裏は渋江さん作の力作Tシャツで、私もかなり気に入っております。
ゼミTシャツは4期生のホームページに画像が掲載されていますので、ぜひご覧くださいませ!
みなさんお疲れ様でしたー!!

さて、皆も言っていますが、今回のお題は今までで一番プレッシャーでした…。
クオリティーが高すぎて、記事が更新されるたびに憂鬱な気持ちになりました…。
先生も仰っていたのですが、本当に本にしちゃいたいレベルの高さですね。そんな中投下するのは非常に恥ずかしいですが、
回ってきたからには仕方ありません!はいドン!






あーあ、つまんないなあ。




おうちにいてもつまらない。いいや、いごこちはいい。けど、なにか心おどるものというか、ワクワクするような、そういうものはない。
もちろん、おうちでのんびりするのも、ごはん食べるのも、一人であそぶのもきらいではない。
けど、ぼくがいま求めてるのは、男のロマンというか、ひとつなぎのやぼうというか、友じょう・ど力・しょう利というか。そんな感じ。

家族もみーんなやさしい。けど、まだぼくが小さいからか、自由にお外に出してはくれない。それに、きらいなものもちゃんと食べろとか、部屋はもっときれいに使えとか、いろいろうるさいんだ。
おねえちゃんは毎日外に出てがっこうに行って、友だちとあそんでるのに。うちに帰ってきたらあそんでくれるし、たまにお外に連れ出してくれるけど。
でもぼくが本当にしてほしいのはそんなんじゃない。ああ、ねえちゃんは女だからそこんとこわかんないんだよなあ。まったく。

…と毎日こんなことをおもって過ごしてきたぼくに、ぜっこうのちゃんすがやってきたんだ。

いつものように、ねえちゃんはぼくに一声かけて、学校に出かけて行った。ねえちゃんは「ぶらこん」だから、家をでるときと帰ってきたとき、必ずぼくに声をかけてくれる。
今日もいつも通り。ねえちゃんにいってらっしゃいをした後、一人であそんだり、おうちの中を走り回ってかあちゃんにうるさいなあって言われたりしていた。
ふと、なんだかいつもより風が強く感じることに気付いた。きょうは暑いから、かあちゃんがせんぷうきを付けているのかな?と思い、あたりを見回した。
すると、いつもとは決定的にちがっていることに気づいた。
なんてことだ。いままでこんなことなかったぞ。
なんと、おうちのドアが開いているじゃないか!

ぼくは小さいから、おうちのドアのカギは開けられない。それに、ねえちゃんは出かけるとき、危なくないように、ぜったいカギをしめていくんだ。

ねえちゃんはドジだなあ。それにぶようじんだなあ。と、ひとりで平せいをよそおっていた。けど、いままで生きてきたなかでいちばんドキドキしていた。
かあちゃんは、ベランダでせんたく物をほしている。あと5分はもどってこないだろう。そのあいだにだっ出することはかんたんだ。けど、そんなことしたらねえちゃんにすっごく怒られるんだろうなあ。ねえちゃん怒るとこわいんだよなあ。と、ぐるぐるぐるぐるいろんなことを考えていたが、こころはひとつに決まっていた。

ぼくはかあちゃんのはな歌がとおくから聞こえていることをかくにんして、おとを立てないよう、こっそりおうちからでた。どんなぼうけんがまっているかわからないから、ひじょう食用のおやつをたっぷり持って。ああ、かあちゃん、今日だけはくつ下がかたほうないとか言ってドタドタもどってこないでくれよ!
心ぞうがバクバクいっている。冷や汗もとまらない。このスリル。これが…これが男のロマンってやつか!今まで感じたことのない高よう感の中で、ぼくのおうちだっ出大作戦はアッサリ成功した。
やった!やったぞ!

コーフンした頭の中で、やることはひとつに決まっていた。ぼくだけが知っている、ヒミツ基地をつくること。
まずは、ヒミツ基地に合った土地をみつけなければいけなかった。
とにかく、どんどん歩く。かあちゃんに見つからないように遠くにいかなければいけなかったし、ぼくはこの辺の地理にはくわしくない。ひとまず歩いて探すほかなかった。

1時間ほど歩くと、白いたて物に行き着いた。特に人カゲはない、少しよごれているけど、大きな、大きなたて物だった。
ぐるりと周りを歩いてみると、特にドアみたいなものは見当たらない。どうやって中にはいるんだろう?フシギに思っていると、たて物に小さなあなが開いていることに気付いた。ねえちゃんにはとても通れないようなサイズの穴だ。けど、ぼくが通るにはちょうどいいサイズだった。
よし!ここを探けんしてみよう!
中に入ってみると、中にはぎっしり、にもつがつまっていた。ここは、そうこか何かなのかな?と思い、ずんずん進もうと思うが、にもつが多く、あまりまえには進めない。これはなんなんだろう?ふかふかしてる。おふとんかな?ためしに持ち上げてみる。すると、おもいのほか軽く、ぼくでも十分運べるおもさだった。
中にも人気はない。よし、ここをヒミツ基地にしよう!
まずは、にもつを運び出す作ぎょうから。そのあとにおやつを置くスペースをつくって…せっかくだからこのおふとんも使おう!よーし、いそがしくなってきたぞ!









最近、うちに家族が増えた。
私は一人っ子で、昔から欲しい欲しいと思っていたのだけど、大学に入学したこの春、ようやく念願がかなった。
名前はちいさいからまめ坊。種類はジャンガリアンハムスター。
それはもう、かわいくてかわいくて。せっかくひまわりの種やペレットの混ざったミックスフードをあげてるのに、好物しか食べなかったり、一回外に出たら戻りたがらなかったりするやんちゃ坊主だけど、なつっこくて噛んだりもしない優しい奴。
毎日、学校から帰るとこいつと遊ぶのが日課になっている。

今日も、学校から帰宅して、真っ先にまめ坊のところに行き、ケージを覗く。今日は滑車のところにいないのか。静かだし寝てるのかな?と思うも、どうも彼の姿が見当たらない。
おかしい。よく見ると、ケージの蓋が開いていた。…しまった。朝エサをやったあと、閉め忘れたんだ。
ママも今日はお昼頃からお料理教室に行っているから、気づけなかったのだろう。
焦てて家中を探した。誤って踏んづけてしまわないように足元だけは気を付けて。ああ、外に逃げっちゃてたらどうしよう!
自分の部屋に入ると、小さいころからずっと一緒に寝ているぬいぐるみが転がっていた。ああ、昨日蹴飛ばして落としたまんまだったな。と目をやると、


DSCF0047.jpg


もともと穴が開いていた箇所が拡張され、中の綿が大量に外に飛び出ていた。ええ、なんで?なんて猟奇的な!蹴っただけでこんなことには…と困惑していたその瞬間、
探していたその顔がひょこっと飛び出した。

「…まめ坊…」

怒りと安堵が同時にこみあげてきた。が、フタを開けっ放しにしたのは私。ひとまず彼の首根っこをつかみ、ケージに戻した。なんだかばつが悪そうな、けど何かやり遂げたような顔をしていた気がする。
ぬいぐるみはもう悲惨なことになってるしどうしようか。洗って繕ってどうにかなるレベルじゃないし…これでまめ坊に脱走癖がついたらどうしよう…ちゃんと世話するって条件で飼わせてもらったのにママに怒られる…
と、思い巡らせたが、大仕事を終え、ケージに帰ってそうそう健やかに眠るまめ坊を見て、


…今はとりあえず、弟の生還を喜ぼうかな、と思った。










はい!
みんな恥ずかしい恥ずかしい言ってましたが例にもれず私も恥ずかしいです!
小学生のころにハムスターを飼っていたのを思い出しながら書きました。奴ら本当に愛くるしいですよね。
ちなみに脱走事件も実際にあった話だったりします。もちろんまったく違う展開でしたが。

では次のお題はこちら!


unnamed_201406301815464e7.jpg


お次は宮ゼミ4期生のアイドル山森さん!
どんな記事になるんでしょうか?お楽しみに!
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2014/06/30 | 写真deリレー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
都市伝説
どうも、西野です。

最近、蚊に刺されまくってます。
ちょっと庭に出ただけで気付いたら2~3箇所刺されてますからね。
どうにかして欲しいものです。

さて、今回は写真deリレーということなのですが、前回の担当だった篠崎さんから渡された写真、何かしらの小物でくると踏んでいたので、まさかの風景写真でかなり悩みました。
しかもあまり自分とは親しみのない渋谷ということで、さらに追い込まれてました。

でもまぁ、フィクションだしなんとかなるだろうと思い、とりあえず書いてみました。



1

気がつくと私はいつもこの風景を見ている。
いつも変わらない風景。
ハチ公の前には毎日人だかり。
そんな風景を、いつも同じ時間になると見ている。

――時は少し前に遡る。

私はとあるオカルト雑誌で記事を描いていた。
その雑誌の中の、都市伝説の検証記事を担当していた。
今まで様々な都市伝説を解明しようと、実際に現地へ赴き、体当たりで取材をしてきた。
トイレの花子さんや口裂け女、人面犬などの誰でも知っているものから、大阪梅田の泉の広場に現れるという赤い服の女のような、オカルト好きには知られているものまで、幅広く扱っていた。

そしてその時私が目をつけていた都市伝説は、渋谷駅周辺の『タケシくん像』というものだった。
この都市伝説がどういうものかというと、
・渋谷のどこかにあるタケシくん像という銅像に「タケシくん遊ぼう」と呼びかけると、タケシ君が現れて神隠しにあう
・ハチ公像からモヤイ像の間を「タケシくん遊ぼう」と言いながら自転車で走ると、夜中に本当にタケシくんが遊びに来る
・娘が突然「タケシくん遊ぼう」と言い出したと思ったら、急にどこかへ走ってゆき、行方不明になってしまった
などなど、『タケシくん像』と言いながらも、像が出てこなかったりする話もあるのだが、どの話にも共通する点は、渋谷駅周辺で「タケシくん遊ぼう」というと『タケシくん』という少年が現れて、何かしら不幸な目にあうということだ。

実際には渋谷には『タケシくん像』という銅像は存在しないらしい。
恐らく何か他の都市伝説に影響を受けているのだろう。
しかし、この『タケシくん』という少年が何者なのか、そして大勢の人が毎日集まる渋谷という場所で生まれた都市伝説であるということにも興味を持ち、私は調査を開始した。

調査方法は、夕方から夜にかけて、渋谷駅周辺を「タケシくん遊ぼう」と言いながらうろつくことにした。
そこまで情報が多くなく、条件も定まっていなかったので、こうするほか無かった。
時間に関しては、女の子の話もあるので、あまり遅い時間ではないだろうと踏んだ。

「タケシくん遊ぼう」 「タケシくん遊ぼう」

呼びかけてみるが当然返事が来るわけでもなく、少年が現れたりもしない。
しかし相手は都市伝説、そう簡単には結果は出ない。
これまでだってそうだった。一週間以上口裂け女を探し続けた事だってある。

「タケシくん遊ぼう」

私は呼びかけ続ける。

どれほどの時間が経っただろうか。
あたりはとっくに暗くなっている。
最後にもう一度駅周辺をぐるっと回ったら一旦引き上げることにした。

「タケシくん遊ぼう」
返事はない。

「タケシくん遊ぼう」
何も起こらない。

横断歩道に差し掛かったときだった。

「タケシくん遊ぼう」
「いいよ」

聞こえた。
確かに、今、私の後ろから子供の声が。

私の後ろに何かいる。
長年この仕事を続けてきたが、本当に都市伝説に出会ったことはなかった。
正直怖かった。
しかしせっかくのチャンス。これを逃す手はない。
私が思い切って振り返ろうとした、その時。

ドン!

一瞬、何が起こったのかわからなかった。
凄まじい衝撃が体を襲った後、私の体は吹き飛ばされた。
周りで何やら人々が騒いでいる。
どうやら信号無視した車が突っ込んできたらしい。
私は事故に巻き込まれた。
体が動かない。意識も遠のいていった。


それからどれほど経ったのだろうか?
気がつくと私は渋谷駅を見つめていた。
そこから動くことも、声を出すことも出来ない。
ただ、見つめている。
誰も私に気がつかない。
認識すらされていないようだ。

私の意識は夜、それも決まった時間にしかない。恐らくあの事故の時間なのだろう。
あの後自分の体がどうなったのか、私は知らない。
あの声の主は何者か、都市伝説の『タケシくん』だったのか、今となっては知る術もない。

私はこれからどうなるのだろうか?これからもずっと、このまま渋谷駅を見つめ続けるのだろうか?
いっそのこと、『渋谷駅を見つめる男』なんて都市伝説になるのも悪くないな、なんて思いながら、

今日も私は同じ風景を見つめ続けている。



はい、ということでこの辺で終わりにしましょうかね。
正直物語なんて作ったことないので、ちゃんと出来てるか心配ですよ、ほんと。

ちなみにこの『タケシくん像』という都市伝説ですが、渋谷駅で調べてたら出てきました。
今回初めて知った都市伝説だったのですが、自分も同じ名を持つ者として、これは書くしかないなと思い、使ってみました。
楽しんでいただけたら幸いです。

あ、実際に試して何か起こっても僕は知りませんよ。自己責任ですからね。

さて、次回のお題は
DSCF0047.jpg

これでお願いします!
渡辺さん、こいつを上手いこと使ってやってください!

それではみなさん、次回もお楽しみに!
2014/06/27 | 写真deリレー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
Happy Birthday
こんばんは!担当します、篠崎です。

正直、今回ほどブログの順番が回ってくるのが憂鬱だったことはありません。
レベルの高さに、恐れおののきまくりでした。
みんなの文章力と想像力にはホントに脱帽です…

さてさて、まあ、結局は書かなくてはいけないので、
鎌田くんから回ってきた写真を眺めていたのですが、
いやあ、フチ子ちゃん可愛いですね!

ちなみに、知らない方のために紹介しておくと、
彼女は、「コップのフチ子」という、奇譚クラブから発売された
タナカカツキ原案によるOL風の女性「フチ子」が
コップに腰をかけたりぶら下がる姿勢をとるフィギュアの
トイカプセル(つまりガチャガチャ)シリーズ(wikipedia参照)です。

よくTwitterとかに画像があがったりしてますよね!

そんなフチ子ちゃんをどこに登場させようか悩みに悩みながら書いてみました。
長くなってしまいましたが、読んでみてください…!





今日という日を、私は二十歳の頃からあれこれ予想し、楽しみにし、同時に恐れていた。
今日は、私の30歳の誕生日なのだ。

いつも通り満員電車に乗って会社に向かう。始業の30分前について、ロッカーで制服に着替える。
私は大手でも、かといって中小企業でもない、電子部品メーカーで働いている。
正直、何を作っているのか私はあまりよく知らない。私が毎日目にするのは、精算しなければならない領収書や、それをまとめた書類の束ばかりだからだ。

友達からは、先週の金曜日に祝ってもらった。誕生日のお祝いは必ず集まるのが大学生の時からの決まりなのだ。
私は一昨年くらいから、この会が、というか友人に会うのが憂鬱になっていた。
商社の営業として海外を飛び回っていたり、年下の男の子をとっかえひっかえ遊んでいたり、毎週趣味のイベントに出掛けていたり、結婚して子育てに奔走していたりする彼女たちは、口ではああだこうだと言いながら、みな忙しそうで、楽しそうだった。
みんな同じような学生生活を送っていたはずなのに、今の彼女たちのまぶしい話を聞くと、泣きたいような、でも涙は出ないような、もやもやした気持ちになった。

ボーイフレンドは、いる。
大学の同級生のユウスケ、前の上司のカワカミさん、美容師のケンくん。
彼らはときどき自分の都合のいい時に私を誘って、一緒にごはんを食べ、私の部屋に泊まっていく。
居心地は悪くない。でも、なんていうか、どの関係も、決定的なものではなかった。


時計が12時を指して、お昼休みになった。私は自分の席でお弁当を1人で食べる。
明日は土曜日だから、洗濯機を回さなきゃな、と考えながら、卵焼きをぼんやり口に運んでいると、「先輩って、フチ子さんに似てますよね」と声がした。

気づけば隣の課の後輩が、ローラーのついた椅子に座ったまま私の右側に移動してきていた。私より4つ下の彼女は、私のデスクのファイル入れにぼんやりした顔で腰かけている“コップのフチ子”という名称がついた、小さなフィギュアを眺めていた。

DSC_0859.jpg

「はあ」と曖昧に答えると、「見た目が似てるっていうのもあるけど、なんか、こう、しがみついている感じ?いじらしいっていうのかなあ、健気な感じの可愛さですよねー」
彼女の綺麗にネイルされた指を見ながら、「はあ」と、また締まりのない返事をすると、彼女は私の顔を見て「うん、やっぱり似てる」と一人で頷き、ローラーの椅子ごと自分の席に帰っていった。

フチ子さんは、先週、友達からディオールのコスメセットと共にもらったものだった。
「みんなでプレゼント買いに行った帰りに見つけたのおー!ガチャガチャなんて久しぶりで、なんか可愛かったからあげようと思って!」と渡されたまま、月曜日に出社した時バッグに入れっぱなしだったことに気づき、特に思い入れもなく飾ってみたのだった。
実は後輩にかなり失礼なことを言われたんじゃないかと気づいたのは、昼休みが終わる直前、化粧室で歯を磨いているときだった。


定時きっかりに退社し、私はその足でデパートに向かった。
食品売り場で買い物をした後、ケーキを慎重に2つ選んだ。
「プレートはお付けしますか」と笑顔の店員さんに、「はい、あ、でも名前は書かなくていいです」と注文し、ケーキを受け取った。
駅に向かって歩いていると、ゲームセンターの前のガチャガチャが目に入った。その中にはフチ子さんのシリーズもあった。私はそれを横目で確認し、一旦通り過ぎたが、またカツカツと戻り、200円を入れてガチャガチャを回し、出てきたカプセルをケーキの袋につっこんで、アパートに帰りそのまま冷蔵庫にしまった。

魚のポワレとグリーンサラダ、ニョッキのグラタン。
家に帰ってから脇目も振らずに作った、いつもよりちょっと豪華な食事を時間をかけて食べ終えると、立ち上がって、冷蔵庫からケーキの箱を取り出した。
ラズベリーのタルトと、ザッハトルテ。カップルで食べる用に見えるよう、慎重に選んだ2つの美しいケーキ。

振りかけられた金粉にライトが当たってキラキラする様子をしばらく見てから、同じ袋に入っていた、冷えて曇っているガチャガチャのカプセルに手を伸ばした。
ちっちゃな袋に入ったフィギュアを取り出すと、オフィスの制服姿で、下着が見えるくらい開脚し、フチに身を乗り出そうとしているフチ子さんが出てきた。私は、昼間、フチ子さんに似てると言った後輩の言葉を反芻した。

「しがみついている感じ、か。でも、わたしの下着なんて見て、喜ぶ人、誰もいないでしょ」
苦笑いしながらつぶやき、2つのケーキに視線を落とした。
Happy Birthdayの下が空白になったプレートを眺めていたら、なんだか急に胸の奥がきゅうっとなって、視界がぼやけ、涙がぽたりとテーブルに落ちた。

そうだ、私は30になったんだった。




…いかがだったでしょうか??
いや、難しいですね、物語を書くって!
改めて今までブログを更新してきたみんなを尊敬しました!

さて、次の写真はこれ!

1

みなさんよく知っている、あの場所です!
次の担当、西野くんがどんな物語を紡いでくれるのか楽しみにしています!




2014/06/25 | 写真deリレー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
未夏
おはこんばんにちは!今回のブログを担当させていただきます鎌田です。

「写真deリレー」シリーズ、まだ半分もいっていないのですが、みんなクオリティ高くてびっくりしています。

さて、井出くんから頂いた写真をパソコンに保存してじっと見つめているわけですが…
うちの近くの工場地帯にもこういう得体の知れない建物が建っていて、よく周辺を地元の友人とチャリで回ったりしていました。
中には地図にも詳しく載ってない場所があったりして、未開の部族が住んでるんじゃないかと噂をしていたこともありました。大学2年の時の話です。
そして時折見かける「立入禁止」の看板。そう書いてあればあるほど入りたくなっちゃうんですよね。そしたらただの工事現場でした、というのがよくあるオチだったり。

そんな好奇心旺盛な小学生時代(~大学2年生)のことを思い出して書いてみました。





小学6年生の夏休み。僕はとある女の子と出会った。

僕は毎年お盆休みに、両親と一緒に田舎のおばあちゃんの家に遊びに行っていた。
僕は小さい頃からおばあちゃん子で、毎年田舎に帰ってはお小遣いをもらったり、美味しいご飯をいっぱい食べさせてもらったりと、楽しいことづくしの一週間を過ごすことが、毎年の夏休みの楽しみだった。

小学生最後の夏休みも、おばあちゃんの家で過ごした。
昼過ぎにおばあちゃんの家に着き、薬味の刻みネギとミョウガが効いた冷や麦と、少し大きめに切り分けてもらったスイカを頬張った後は、縁側でのんびりお昼寝タイム。
ふと寝返りを打って横を見ると、部屋のテーブルに置かれたプリントと問題集が目に入る。

「………」

溜まりに溜まった夏休みの宿題。しぶしぶと手をつけてみたものの、10分もしないうちに集中が切れてしまった。

僕は気分転換に、近所の田んぼ道を散歩することにした。
何か面白いものでも見つかるかな、と幾ばくかの冒険心を携えながら。



夕方5時過ぎ。だんだんと田んぼの向こう側に沈んでいく夕日が、辺り一面をオレンジ色に染めていく。
こんな風景はなかなか都会では見られないなー、とちょっぴり感動しながら、人気のない田んぼ道を一人歩く。

ふと、田んぼの真中にぽつんと佇む、小屋が併設されているバス停が目につく。
バス停の標識は錆び付いていて、時刻表にはまばらに書かれた数字。今日はもうバスは来ないようだ。
小屋の中をのぞき込むと、ベンチに麦わら帽子にワンピース姿の女の子が座っていた。
僕とあまり歳は変わらなさそうだ。地元の人なのだろうか。
僕は怪訝に思いながらも、おそるおそる彼女に声をかけてみた。

「ここで何してるの?」
「ん?友達を待ってるの」
「友達って…バスも人も来なさそうだけど」

こんな人気のない田んぼの真ん中で何をしているのだろうか。
と不思議に思っていると、彼女はすっと立ち上がり、僕の顔をじっと見つめてきた。

「キミは地元(ここ)の人?」
「いや、東京からおばあちゃんの家に泊まりに来たんだけど…」
「ねえ、あたしと一緒に付いてきてほしいとこがあるの!」

彼女の目は、親におもちゃを与えられた子どものようにきらきらと輝いていた。
僕はいきなりの誘いに、戸惑いを隠せなかった。

「えっ、でも友達を待ってるって」
「いいから来て来て!」

彼女に手を取られ、有無を言わさず連れて来られたのは、田んぼの外れにある林の中の廃屋だった。
いきなり見ず知らずの女の子に変な所に連れて行かれて、まったく状況についていけない僕だった。

「この中に誰か人が出入りしててね、何か物を置いていってるっていう噂があるんだよ。ちょっと覗いてみない?」
「でもこの入り口、閉まってるから入れないんじゃ…?」
「大丈夫!こっちからだったら頑張って登れば入れるよ」

と言うなり、彼女は裏手の窓からよじ登り始めた。
ちょっと、そんな格好してたら、ワンピースの裾から見えちゃうよ…。
白い肌に細い腕という見た目に反して、とても腕白な女の子。
僕は半分の戸惑いと半分の好奇心を携えながら、彼女に付いて中に入っていった。

結局、廃屋の中は埃を被った成人向け雑誌が床中に敷き詰められていただけだった。

「うわっ何これ!気持ちわるー」
「誰か近所の変態オヤジが捨てに来てただけなんじゃないかな…」
「えっ何それー、そんな人この辺りにいるんだー」

僕は少し恥ずかしくて目を逸らしてしまったが、女の子はその中から一枚の切り抜きをつまみ上げて僕にヒラヒラと見せつけようとしてきた。

「男の子って、こういうの興味あるんでしょ~?」
「いや、いいからそういうのマジで!」

彼女の鈴を転がしたような無邪気な笑い声につられて、つい僕も笑ってしまった。

「ねえそしたらさ、あっちの台所に何があるか見てみようよ!」

いつの間にか僕は、彼女と一緒に「冒険」を楽しんでいた。



僕はそれから毎日、その女の子と待ち合わせをして遊ぶようになった。
夕方5時、バス停前の小屋から始まる秘密の冒険。

女の子の名前は「未夏(みか)」と言った。
どうやら地元の人のようで、この辺りの地理に詳しく、いろいろな所に連れて行ってもらった。
何に使われていたのかわからない工場。草木の生い茂った、怪しい雰囲気の漂う廃旅館。
こんな田舎にも昔はいろいろな施設があったんだなあ。それにしてもこんなによく知ってるものだ。
彼女は一体どこに住んでいるのだろうか。

6時の夕飯までに帰らないとお母さんに怒られてしまうから、たった1時間の冒険しかできなかったけれど、一週間のうちにいろいろな所へ一緒に行った。


何にでも好奇心旺盛だった、あの頃の僕。
未夏とだったらどこへでも行ける気がした。



そしてついに、家に帰る日が翌日に迫ってきた。
あっという間の一週間だった。冒険も今日でおしまいだ。
未夏にはなんて言えばいいのだろうか…。
僕は彼女にかける言葉に悩みながら、バス停へと向かった。

彼女はいつものように、冒険に行く場所を提案してきた。

「この前ね、またおもしろそうなとこ見つけたんだよ!」
「どこどこ?」
「こっからちょっと遠いんだけどね、この前行った林を田んぼの反対方向に抜けた所に立入禁止の看板がある建物があったんだけど、何の建物だかわからなくて気になってるんだ」

僕はその日は帰り支度があるので、5時半までには帰って来いと言われていた。

「ごめん、今日は早く帰らなくちゃいけないからあまり遠くまでは行けないや…」
「どうして?」

この一週間が楽しすぎて、別れを切り出すのが少し辛かった。

「…実は僕、明日には東京に帰らなくちゃいけないんだ」

未夏はしばらく黙っていたが、またいつも通りの笑顔を見せてくれた。

「…そうかー残念だなあ!また来年の夏も来てくれる?」
「うん。そしたらまた一緒に冒険しよう」
「ほんとに?約束だよ?」
「うん、約束する」

彼女の唇がそっと僕の頬に触れた。
その時の未夏は、どことなく悲しい表情をしていた。

当時は携帯なんてものも持っておらず、それっきり未夏の所在はわからなくなってしまった。
せめて住所を聞いておけばよかったのか…と気付いたのは、家に帰って暫く経ってからのことだった。



中学に入ってからは勉強や部活で忙しくなり、おばあちゃんの家に行く時間もなくなってしまった。
未夏との一週間の思い出も、少しずつ風化していった。



あれから10年。
僕は大学に入って一人暮らしを始めたものの、特に夢もやりたいこともなく堕落した生活を送っていた。
ろくに就活もせず、バイトで余ったお金で一人旅をする日々。
学生最後の夏も終わり、もうすぐ後期の授業が始まろうとしていた頃、おばあちゃんの容態が悪くなったという連絡があり、久しぶりに家族揃っておばあちゃんの家に行った。

幸い命に別状はなかったということでひと安心した。10年ぶりに見るおばあちゃんは、あの頃の面影もないほどに痩せ細っていた。
僕は少々季節外れのスイカを差し入れ、切り分けてみんなで食べた。
母親は冷や麦を振る舞ってくれた。薬味には刻みネギと生姜が添えられていた。
翌朝からバイトのシフトが入っていたので、一足先に帰路に就いた。



夕方5時。バイクで例のバス停の前を通った。あの一週間を思い出す。
ここからいつも秘密の1時間の冒険が始まっていたんだっけ。
標識は撤去されていて、虚しく小屋とベンチだけが残っていた。

結局、未夏との約束を果たすことはできずに10年が経ってしまった。
彼女は今、どこにいるのだろうか。

ふと、最後の日に未夏が冒険に行こうと言っていた場所を思い出す。
林を田んぼの反対方向に抜けた所にある、立入禁止の看板がある建物。


リレー用写真


そっと柵に手を掛ける。中には3階建ての古びた建物が見える。
長い間管理されていないのか、柵の上の有刺鉄線が剥がれている部分がある。
上の刺さえ気をつければ簡単に中に入れそうだな。

この奥にはどんな冒険が待ち受けていたのだろうか。
あの時の僕だったら、すぐによじ登って中を探っていただろう。
未夏と一緒に。


未夏…?


柵の奥には、麦わら帽子にワンピース姿の、あの時の姿のままの女の子がいた。
そっか、キミはそこでずっと待っててくれたのか…。
待ち合わせはいつもバス停前の小屋だって言ってたのに、気が早いんだなあ。

彼女は10年前と変わらず屈託のない笑顔で、手を振りながらこちらにやってくる。
夏はまだ終わっていなかった。
未夏とだったらどこへでも行ける気がする。


僕は柵越しに、そっと彼女に手を伸ばした






あぁ~~~こんな女の子と二人きりで冒険したかった。
いろいろとベタな展開ですみません。もっとボキャブラリーを増やしたいと思いました。


ともあれ次のお題はこの写真で!


DSC_0859.jpg


今までとはかなり毛色の違うものでいってみました。
篠崎さんはこの写真からどんな物語を作ってくれるのでしょうか?
これからさらにクオリティが上がっていくことを期待しています!

2014/06/24 | 写真deリレー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
思い出は優しいから
甘えちゃダメなの!

こんにちは、本日担当の井出です。

上記の一文は、FFXの登場人物、リュックの台詞です。大好きなゲームの一つで、その中でも特に好きな台詞なんです。少し前にHDリマスター版が販売され、記憶に新しいということもあり、湯沢くんから僕への少し画質は荒いけど素晴らしい素材の写真を見た際、その台詞が思い浮かびました。

ということで、物語を始めたいと思います!







IMG_0142.jpg




――僕はその扉を開けない。
同期で三年目になる佐藤からその話を初めて聞かされたとき、直感的に僕に浮かんだ選択肢だ。
特に理由は無い。文字通り、直感。

時間遡行の扉。何やら扉を開くと好きな時間に戻り、その瞬間をやり直すことができると。
目の前に表れたあずき色の直方体は、最近社内で同僚たちが話題にしているそれに違いなかった。

と、いうことは現実の僕は軽いいびきを掻きながら寝返りを打っている頃だろうか。
時間遡行なんて夢みたいな夢、そんな話をするから見るんだろ――なんて思っていたけれど。

「…………」

扉の握りを掴んでいる自分に気づく。

「…………」

ふと半生を振り返ってみる。決して順風満帆な人生では無かった。
部活、受験、恋愛、就職、直近では営業先での提案。やり直したいことなんて、腐るほどある。

ただ唯一を選ぶのなら、やはり甲子園への切符をかけた試合でのエラーだ。あの九回裏のセンターフライを難なくグラブに収めていれば、仲間たちとは違う意味の涙を流さなくて済んだはずだ。太陽の光が目に入って、なんて嘘の言い訳をする罪悪感も、きっと感じなくて良い。

「…………」

最高に楽しかった瞬間を再び味わうというのも、中々に魅力的かもしれない。
小学生だった頃の土曜午前授業。急いで帰宅し、母親の作った焼きそばを麦茶と共に口にかきこみ、再び学校に集合。けいドロに全力を注ぎ、転んで膝に擦り傷を作っても遊び続ける。帰り際には、また学校で!――きっとこの先では、もう味わえない思い。

「…………」

扉に左耳を当ててみた。――カキーン!と、高めの金属音が鼓膜に届いた。
忘れることなど到底できない、あの時の音だった。少し間が空いて、歓声と落胆の声も届く。嗚咽も、混じっていた。

しかし、僕の嗚咽が、判別できない。当然だった。ベンチを含めたグラウンドの十八人が、自身の思いを曝け出してむせび泣いているのだ。扉越しにではあるが、僕の鼓膜に届き、全身に伝播した思いに、差異など微塵も無かった。――もう少しだけ長く、同じ夏を刻みたかった…!全てがそれだった。こんなこと、無かったことにしていいわけがない。喉元が熱くなりながら、そう、強く思った。

「…………」

と、いうことはと思い、右耳を扉に当ててみると、聞こえたのは小学生の声だった。

ジャンケンで負けたやつ~、公園まで全員のランドセル持ちな~!という威勢のいい張りのある声は、懐かしさは勿論、不思議な安堵感を僕に感じさせた。それだけで、充分だった。そう感じられることが、至高だった――戻ったらきっと、浸ってしまう。楽しかったことを思い出すからこその幸せ、程よく涙が流れるのは心地が良かった。

「…………」

気づくと扉から耳を離しても、その声たちは僕の身体を駆け巡っていた。
音の大小に変化は無いので、もしかするとそれはこの空間には響いていないのかもしれなかった。
初めから扉の向こうから音など発生していなかったのだろうか。真偽はわからない。

「…………」

――僕はその扉を開けない。
実際に経験し、熟慮して決めた選択だ。深い理由が有る。

夢から覚めたら会社で佐藤に時間遡行の扉を見たことを話そう。
開けたかどうかは勿論内緒だ。
しつこく聞かれたら、同期のよしみもあるし、扉の握りを掴んだところまでは仄めかしてやろう。

「…………」


――僕は扉とは反対の方向に身体を向ける。







いやー、みんなが言ってる通り、照れますねえこれは!
そして骨が折れます。

さて、次回のお題は、これです!



リレー用写真



この写真の物語を書いてくれるのは、鎌田くんですね。
彼なら話にのめり込んで読み終わるのが一瞬に感じるような記事を書いてくれるはずなので、是非期待していて下さい!

それでは次回をお楽しみに!
2014/06/20 | 写真deリレー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
吾輩は猫である
どうも、こんにちは。
先日、就活も終わってないのに人生で初めてアイドルのライブに参戦した湯澤です。
いや就活も終わってないのにプロのアイドルって生で見ると死ぬほど可愛いですね。
就活も終わってないのにすっかりハマってしまい、以前のライブのBlu-rayをプレイヤーごと買いました。


そんなことより、前回の奥谷さんのブログ、大人っぽくて素敵なお話でしたね。
個人的にはユーミンの「やさしさに包まれたなら」を思い出しましたよ。

奥谷さんからは「ステキな物語」を発注されましたが、大変申し訳ありませんが、そういった商品はうちではお取り扱いしておりません。
ファミレスでフォアグラを注文するのはやめましょうって気分ですが、なんとかがんばって書いてみます……。






吾輩は猫である。名前は・・・ごめん、言ってみたかっただけ(笑)
名前はちゃんとあるけど、内緒。ご想像にお任せします。
ペットショップでヨーコちゃんが僕を選んでくれたあの日以来、パパとママとヨーコちゃんと僕の4人で楽しく暮らしてます。
家族のみんなは僕のこととっても可愛がってくれるし、本当に幸せ。
ヨーコちゃんも可愛いしね。
今の生活に何の文句もないけど、たまには一人で羽を伸ばしたいときがあるんだよね。
ニンゲン風に言うと「おふ」ってやつ。
そんなときは、こっそり家を抜け出して、近所の公園でまったりしてるんだ。
もちろん、家族のみんなが出かけてる時だけどね。
週に1、2回だけど、毎回すごくリフレッシュ出来るし、本当に大切な時間だよ。「おふ」サイコー!

でもね、この前、ちょっと困ったことがあったんだ。

その日は、いつもみたいに、公園のベンチでまったりしてたんだ。
とても暑い日で、日陰にあるベンチはいつもより気持ちよかった。
幸せな気分で風を感じていた。
だけど…しばらくして、黒い野良猫がやってきたんだ。
なんか知らないけど、呼吸が荒いし、目もギラギラしてて怖かった。
でも、一応、挨拶しとこうと思って、微笑みかけたら、チラっとこっち見てすぐ、そっぽ向かれちゃった。
感じ悪いなー。
やっぱり野良猫のやつらって僕みたいなのとは根本的に考え方が違うのかなー。
仲良く出来たらいいけど、難しいかも。
てか、さっきから怖い顔したまま固まってるし、気まずいなー。
こういうガラ悪い猫って変に動くと因縁つけてくるんだろうなあ。
早くどっか行ってくれないかな。


結局そのあとしばらく、向こうもじっとしてたけど、急にどっかにすごいスピードで走って行っちゃった。
本当に迷惑なヤツ。
次行った時はいないといいけど。


吾輩は猫である。名前は・・・いや、名乗るほどのもんじゃねえ。しがないただの野良猫さ。天涯孤独の身の上で、生まれてこのかた家族なんていたことねえ。ニンゲンに監禁されてるような連中は俺のことを可哀想なんて言うけど、俺からしたら、あいつらの方がよっぽど哀れだろ。
狭苦しいところに一生閉じ込められて、ニンゲンなんかに愛想振りまかなきゃならねえなんて。
飯と寝床がついててもごめんだぜ。
そんな生活、生きてるんだか死んでるんだかわかんねえよ。

おっと、すまねえ、愚痴っぽくなっちまった。

それより、あんたにちょいと聞いてもらいたい話があるんだよ。
この前、会っちまったんだよ。
例のトラ猫に。
あんたも話ぐらいは知ってんだろ?え?知らない?しょうがねえなあ。

そのトラ猫ってのはここらの野良猫の間じゃ伝説なんだよ。
なんでも、一晩でネズミを100匹仕留めたとか、たった一匹で野良犬の組を壊滅させたとか、保健所のニンゲンどもを全員病院送りにしたとか、色々伝説があんだよ。
でも、誰も名前も知らないし、姿を見た奴もいねえんだよ。
だから、俺は今まで単なる都市伝説だろって馬鹿にしてたんだよな。

奴と会っちまったのは先週の木曜日。
すごく暑い日のことだった。
昼飯の調達にてこずっちまった俺は、ヘトヘトだった。
そんな俺に、太陽がジリジリと追い打ちをかけてくる。
とにかく、どこかで休もうと思って、フラフラ歩いてると、良い感じのベンチがある公園を見つけた。
これは助かったと思って一目散に走っていったさ。

ベンチの上に乗って、一息着くと、何者かの視線を感じた。

振り向くと、そこには怪しく笑うトラ猫がいたんだ。
俺を値踏みするような余裕のある笑み、ただならぬオーラ。


その時、俺は直感したね。


こいつがあのトラ猫だと。
ニャンニャン空手黒帯の俺は、目を見ただけで相手の力がわかるってもんよ。
このトラ猫はかなりの使い手だ。いままで会ったどの猫よりも。
正直こいつに俺は勝てねえ。

下手に動いたら、即、お陀仏だろう。

ここはしばらく大人しくしとこう。
隙を見て逃げるしかない。

あーあ。疲れてるのになんてこった。
こうしてる間に消えてくれねえかな。
猫圧縮ver.


それからしばらく、大人しくしてたんだが、どうにも奴は動きそうにない。
このままじゃ埒が空かねえ。
俺は覚悟を決めて、一心不乱に走り出したのよ。

幸いにも奴は追ってこなかった。
もうあんな思いはごめんだぜ。
あの公園には二度と近づかねえよ。






はい。いかがだったでしょうか。
物語を書くのってすごく難しいし、気恥ずかしいですね。
僕の黒歴史事典に新たな1ページを刻んでしまった気がしますが、気にしないことにします。

さて、次回の井出君に向けての画像はこれです!
IMG_0142.jpg

何かの扉ですねえ。
とんだ無茶振りなのはわかっていますが、彼はデキる男です。
きっとすごく味わい深い記事になることでしょう。
次回も乞うご期待!

ダラダラと書いていたら、大変長くなってしまいました。
最後まで読んでくださって本当にありがとうございます。
以上、湯澤がお送りしましたー!
2014/06/18 | 写真deリレー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
かみさま
どうも!前回の担当もこたんより「心に果てしなく広がる世界観を言葉にするのが上手く…」とお褒めの言葉をいただいた奥谷です!
あれですね、なんか照れますねふへへ///
私が普段からよく妄想話を公開しているからでしょうかね。あれれ。

さてさて、今回もフィクション全開でやっていきたいと思いますよー!
妄想だいすき想像力豊かな奥谷ですが、これはけっこう難しかったです。
もこたんから受け継いだお写真、うまく使えてるかしら。どきどき。


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ここに来ると、神様に会える気がする。
いつだったか、私の隣で「カミサマ」はそう言った。
ほら、あの山の向こうからびゅーんて雲かなんかに乗ってきてさ。なにそれ、孫悟空みたい。うん、で、あっちの湖からはネッシーとか出てくんの、やばくね?それ神様っていうより、もはやUMAじゃん(笑)。
たわいもないカミサマとの会話。このままなんとなく続くと思っていたカミサマとの日々。
いつかまた二人で来たいね。うん、そうだね。
大人の「いつか」ほどあてにならないものはない。
カミサマは、あっけなく私の前から去っていった。


数年前のあの日、「カミサマ」は、私の世界を一瞬にして変えてしまった。カミサマは、きらきらと華やかな大学キャンパスの中、根暗で目立たなかった私を見つけて拾いあげてくれた。柔らかな声で紡がれる言葉は私の心にあたたかな灯をともし、その屈託のない笑顔は私のこわばった表情をみるみる溶かしていった。彼と見る景色は色鮮やかで、いつだって光輝いていた。空も、風も、木々も街も、全てが変わった。彼が変えてしまった。
だから私はこっそりと、彼のことを「カミサマ」と呼んでいた。

カミサマとは社会人になってから一緒に生活をするようになった。二つ並ぶ歯ブラシとかおそろいの白いマグカップとか、初めのうちはそういうの全部が新鮮で嬉しかった。一緒に過ごす時間が増えることで小さなケンカもたくさんしたけど、なんだかんだ二人で仲よくやっている、この先もこの日々がなんとなく続いていく、私はそう思っていた。


いつもの夕食時。流行りの芸人がテレビの向こうでクイズに答えている。滑稽な解答に客席からどっと笑い声が起きる。いただきますをして、私はまず大根の味噌汁をすすった。彼は神妙な面持ちで箸に手をかけたまま動かない。ごはん、冷めるよ。言いかけて、彼がぽつりと口を開いた。
「あのさ、話したいことがあるんだけど」私は顔も上げずに、炊きたてのごはんを口に入れた。やばい、熱い。
「もしかしたら…今までわざと黙っててくれてたかもしれないけど」大根サラダをとりわける。実家から送られてきた大根が大量に余っているのだ。
「俺、……他に好きな人ができた」シャキシャキとサラダをほおばる。青じそドレッシングが良く合っていて美味しい。
「君との生活が苦だったわけじゃないんだ」ハンバーグに手をつける。雑誌で読んで試した味付けはどうだろうか。
「なんというかその……あまりに居心地が良すぎて」あーしまった、こしょう入れ過ぎた。

ほんとは知ってた。全部知ってた。近頃彼の帰りが遅いこと、彼の携帯がせわしなく鳴ること、そのディスプレイに知らない女の名前が頻繁に出てくること、彼の目に私が映っていないこと。
目の前でカミサマの皮がぽろぽろ剥がれ落ちていくのがわかった。私は顔を上げなかった。彼の発する言葉だけがぼんやりと宙に浮いていた。私はひたすら、夕食を食べ続けた。

再び楽しそうな笑い声が耳に入ってきた。さっきの芸人が罰ゲームで熱々のおでんを食べさせられている。どうやら彼の話は終わったらしい。私はそこで初めて顔を上げた。
そこには今にも泣き出しそうな顔をした、ごく平凡な男が座っていた。少し硬めの短い髪の毛、奥二重の目、鼻筋は通っているが、イケメンでもなければ、ブサメンでもなかった。彼の顔を冷静に観察したのは、これが初めてだった。

あぁ、なぜ私はこの男に大量の時間を費やしてしまったのだろう、とはっきり思った。食卓に並んだ白いマグカップの底には、コーヒーの薄い茶色がぼんやり染みついていた。そういえば歯ブラシの毛先が広がっていたはずだ。とっとと捨てなければ。捨てなければ。
カミサマなんてもう、どこにもいなかった。


もこ写真縮小版


神様が現れるらしいその場所に、私は一人で立っていた。あれから三ヶ月は経っただろうか。一方通行のただいまが虚しく響く生活にももう慣れた。突然思い立って車を走らせたものの特にすることがなくて、とりあえず煙草に火をつける。ふっと吐いた煙がふわりと頼りなくのぼっていくのを目で追う。そのまましばらくぼーっと空を眺めていて、ふと気付いた。

ーーなんだ、カミサマがいなくても、空って青いんだ。

私の頭上には、薄い青をまとった大きな空がどこまでも広がっていた。優しい青だった。こんな空を見たのはいつぶりだろうか。私は首が痛くなるのも忘れて、ただただ空を見上げた。山の空気をはらんだ風が、びゅうと耳元を掠めていった。どこまでも続く空、山、雨上がりの水たまりみたいな湖。携帯灰皿に煙草を入れると、うんと伸びをした。久しぶりに、とても気持ちがよかった。帰りがてら、スーパーに寄ろう。前に失敗したあのハンバーグを作ろう、そう思った。


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はい、いかがだったでしょう。なんだか食べ物が多く登場している気がしますね!
ちなみにこの記事を書いている時刻は午前2時半です。そうです泣く子も黙る腹減り時です。

それにしても、1枚の写真から自由に物語を考えるって、とても楽しいなぁと思いました(^^)
人の数だけ違う物語が生まれますからね!わぁーい!

というわけで、そろそろバトンタッチといきましょう。
次のお写真はこちら!!

猫圧縮ver.

さぁ、この写真からどんなストーリーがうまれるのでしょうか。
次回は、前テーマ「Hey! DJ!」でも私の無茶ぶりに見事応えてくれた湯澤くんの担当です!
彼ならきっとステキな物語を生み出してくれるはず♡ 楽しみだな〜!わくわく!

それではこのへんで!
2014/06/16 | 写真deリレー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
colorful
「もこの担当日さあ、13日の金曜日だね(^o^)」

ブログの担当日を決めた際に、鎌田くんに言われた一言でした…
全然気づいてなかったのでハッと、ギョッとしました(笑)

そんなわけで雷もゴロゴロ鳴ってた不吉な日ですが、元気にいきたいと思いますよ!

ちなみに今日は、宮本先生が企画してくださった展覧会巡りをしてきました。上野で「バルテュス展」、「ジャック・カロ展」、「非日常からの呼び声」展、そして国立西洋美術館の常設展と盛りだくさんでした^^
私は授業があったので「ジャック・カロ展」からの参加でしたが、とっても楽しめました。館内が少し冷房の効きすぎで寒かったんですが、これからもっと暑くなる季節に、涼みがてら美術館巡りをするのもいいなあ、と思いました^^


さて、本題に移って
渋江さんからのバトンを受けて、私の頭を駆け抜けていったお話をしたいと思います、どうぞお付き合いください。


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感覚って、人それぞれ。
色にも主観色っていうのがあって、物理上は色が存在しないはずなのに、それぞれ人の主観から色が見えるように感じる現象があるみたい。虹の色はいくつあるのかも、日本人は7色って言うけど、5色って答える国の人もいるんだって。
日本語は他の国の言葉よりも単語の数が多いっていうし、きっと色んな表現ができる日本人は、どこかの国の人よりも世界がカラフルに見えてるに違いない。なんか、それって悪くないかも。


幼稚園生の時は、女の子らしいピンク。
小学校に入ってからは、ちょっとボーイッシュな感じに憧れて水色。
中学では、それともちょっと違うオレンジ。
好きな色って、年々変わってきた。
そして今、高校2年生をしてる今、何色が好きかとか分からなくなった。
高校に入ってからはまり始めたアイドルグループの中の、各メンバーの「担当色」に縛られてる。新しく買う服や小物はほとんど緑だ。

去年は5人のアイドルグループが好きな子たちが丁度5人いた。中には独占欲が強い子がいるから、それとなくそれぞれ違うメンバーのことを「好きになった」。でも、クラス替えを期に今年から仲良しグループに1人入ってきた子がいて、6人になった。その子は私の「担当」と被ってる。私は全然独占欲はないし、この中で言ったら「緑の人」がいいな~って思った程度だったから、別に気にしていなかった。

「昨日の歌番組みたー?」
「うち、お父さんがテレビ占領してて録画しかできなかったー。」
「それよりいつになったら初回限定盤BのCD貸してくれんの?」

教室や廊下を、紺のセーラー服のスカートがせわしなくはためく。
ガヤガヤと話し声が飛び交って、試しに漏らしてみたため息さえ聞こえない。
そんな中で黄色い声が上がった。

「あのね聞いて!!今月末のコンサートチケット、4枚組のやつ当たったの!!」
「まじっ!?行きたい!!」
「い~なあ!!!あたしその日ダメだあ~。」
「ほか、行く人~?」

みんなの顔がこっちを向く。私はちょっと困った笑顔で
「土日はバイトなんだ。」と答えた。

「そっか、ざんねーん。」
「じゃあ4人で行ってくるね!2人には担当(メンバー)のグッズ買ってきてあげるから!」

その、まるっきり関心がないのが透けて見えるほどの「ざんねーん」には意味があるんだろうか。きっとサーモグラフィーで見てても、私が断る前と後の温度差は、微塵もないんだろうな。

「うん、楽しんできて。」
そう言って、月末は忘れずにシフト希望出そうと思った。


悪くはないんだけど、本当になりたい自分と少しズレてる気がしていた。話題作りのために好きなアイドルも、大した理由もなく集めている緑色も、使う宛てのない小遣い稼ぎのアルバイトも、全部鈍って見えた。日本人の色覚って、もっとカラフルなんじゃないのか。
そんなことを考えてたら、放課後のバイトはいつもより倍長く感じた。こんなに無駄なことを思うのも、ジメジメした六月の湿気のせい。五月病を引きずってるせい。そう思うことにした。


その日の帰り道。バイト終わりの重たい足を持ち上げながら最寄り駅を出ると、駅前でストリートミュージシャンが歌っているのが聴こえてきた。
それまでまともに路上ライブを聴いたことなんてなかったけど、ギターを弾く姿が妙にぎこちない感じや、お世辞にもプロになったり人気が出たりするような歌い手とは言えない声が、心に引っかかった。近寄ってみると、CDを売っている訳でもなければ宣伝のチラシや看板も用意されていない。曲もオリジナルではなくて、どこかで聴いたことがあるような、どこかのバンドのコピーだった。

それでもその場で突っ立って、10分ほど演奏を聴いていた。
お兄さんは何度かこっちを見たけれど、そもそも観客とコミュニケーションを取るつもりもないようで、曲が終わるごとに軽くお辞儀をする程度だった。
その当たり障りのない距離感がまた、変に心地良かった。

その場を離れるタイミングが分からなくなりながら、次の曲が終わったら歩き出そうと思っていた時、ふと足元に目をやった。



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これだ。

ちっちゃなカラフルがそこにあった。
何を思って描いたのか分からない。でも、誰に認められたい訳でもない、自分が好きでやりたいことを、やりたいようにやってる人が、地面に架けた虹だった。
私が惹かれたのはヘタクソな音楽じゃなくって、その姿勢だった。

アコースティックギターって、いくらするんだろう。
帰ったらパソコンで相場を調べてみよう
そして無意味に溜まってるバイト代を使うんだ。
3日坊主になるかもしれないけど、それでもいい。
何かやってみたいと思えたのが久しぶりで、心に風が吹いたみたいに清々しかった。

その後、私は真っ青なアコースティックギターを買う。
キラキラするけど遠く感じる、緑とはさよならをした。
迷いは、ない。


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さて、いかがでしたでしょう。
いやあほんとうに、同じ文章をブログに書くにしても、物語を綴るって、実にこっぱずかしいものですね(笑)(笑)

菊池は来週、色彩検定3級を受けようと思ってまして、渋江さんからの写真を見た時なんとなく「おっ」と思いました(^o^)

それでは次のお写真はこちらにしますよおおおおお~~~!
ドドン!

写真

完全風景です(笑)
奥谷氏は心に果てしなく広がる世界観を言葉にするのが上手く、あたくし一目置いてるので
楽しみにしてまーす!♥

それでは、次回のエントリーにもこうご期待!

2014/06/14 | 写真deリレー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
秘密の

こんばんわ!
ゼミ長から異様なプレッシャーのかかるエントリーをされ、
ガクガク震えている、副ゼミ長渋江です!

いやあ、嫌な雨ですね~
気持ちもどんよりしてしまいますね~
悩ましいですね~

フィクションを綴るのは、高3ぶりだったので(意外と最近)
二重の意味で悩ましいです~

でも、黒い歴史を持っている私は、
書き始めると意外と楽しく書けちゃったんですね~!

では、私のエントリーをお楽しみください(…あれ…寒気が…雨のせいかな…)

-------------



小学校の帰り、あまり外で遊ばない私をわくわくさせたものがひとつだけあった。
――秘密基地。

下校途中にある公園には色んな噂があった。

塗装がはがれて錆びた鉄棒にはもう一段階背の高いのがあったのに折れたとか、
いったい何年生きているんだかわからない大きな猫がいるとか、
色鬼で完全勝利できるカラフルプレイスが実はあるとか、

大して大きくもないその公園にたくさんのエピソードがつきまとっているのは、
もうすでに大人になってしまった子供たちが、そこでたくさんの思い出を作った証拠だろう。

そんな中、小学2年生だった私を惹きつけたのは、公園内に併設されている自治体の集会所だった。
厳密には、集会所の裏手にある、箒や年行事で使う道具の入ったプレハブ倉庫。
わたしの遊び場といえば、そこだった。

倉庫の中は、奥の方に意外と余裕があって、
私ひとりと、持ち込んだビー玉やキラキラした石や水風船などが置けるスペースがあった。
体の大きな高学年の小学生には入れない、私の秘密基地だった。

真っ暗な公園で遊ぶ子どもたちの笑い声が遠く聞こえ、
喧噪が薄らぐその場所は、
夏でも少し涼しくて、特別な場所だった。

私は、何か悪いことをしているようなドキドキを覚えて、ほんの少しだけ酔っていた。
友達なんかと遊ぶよりずっと楽しかった。

家から持ち出した懐中電灯を上から吊るし、
ひとり遊びをしていた。
具体的にどうやって過ごしていたかは覚えていないが、
外が暗くなる気配が怖くて、長居するようなことはなかったと思う。
いつも不安にかられて、はや足で帰った。

倉庫の向いには、門番がいた。
集会所の通気口であろう太い銀色のパイプは、
大きく口を開け、ほのかにあたたかい息を吐き、
いたずらで貼られたのであろう可愛らしい目玉はいつも私を見下ろしていた。

「見張りご苦労」

誰が見ているわけでもないのに、
気恥ずかしさから、いつも小声でねぎらった。

なぜだか本気で、
彼は私の城を守ってくれる存在だと信じていた。
命を持ってしまった特殊な生を持った彼(もちろん子どもの空想だが)と、
私の秘密基地は、
なんとなく秘密の共有という意味で、信頼感があったと思う。

実際に、彼のおかげなのだろう。
不思議と他の小学生に荒らされることも、
大人に発見され、倉庫にカギをかけられることもなかった。

私は、小学3年生の春、他の町に越していった。
学校の友達にお別れする、悲しさやら不安やらで、
自分の秘密基地も、彼のこともすっかり忘れていた。

―――――――

大人になった今、久しぶりにその公園のわきを通った。
こんなに小さい公園だったっけと、笑った。

集会所の方に歩みをすすめると、
自治会のおじいさんらしい人がいて、軽く世間話をした。
「小さいころは、ここのおじいさんたち怖かったのになぁ」と
大人になったのかも、と思った。

私の城だったはずの倉庫は、
新しいものになっていて、頑丈なカギがかかっていた。

ふと、視線を感じて、振り返った。

「…見張りご苦労」

あの頃よりすこし大きな声で、門番をねぎらった。


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-------------

いかがだったでしょうか。
めっちゃ恥ずかしいですね、はい

これ、面白いのか…?え?
って気持ちです。
悩ましい~

ともあれ、誰かひとりでも
面白く読んで頂けたら嬉しいです!

さて、さて
次の方へのバトンは!

ドン!

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私お気に入りのこの写真に、
菊池さんはどんな物語を綴ってくれるのでしょう!楽しみですね!
(バトンを渡す身になると、めっちゃ楽しいです、このリレー笑)

それでは!渋江でした!
2014/06/11 | 写真deリレー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
ペイント•クラブ
こんにちわ!ゼミ長の阪元です!

前回で「Hey!DJ」も遂に終わりました!

今期初のゼミで宮本先生から「4年生になるとブログも上手くなるから」とプレッシャーをかけられた僕らですが、なんとかそのプレッシャーを跳ね返せたじゃない?と思ってます!

ブログの名前どおり、宮本ゼミに所属する各々の趣味が覗けるチャンネルになってきたなぁと、ゼミ長 ニンマリしてます。

ということで!今日から始まる、新しいお題の発表です!

その名も....「写真deリレー」でぇっす!

写真deリレーとは、前のエントリーの人にお題となる写真を提示してもらいます。そして、その写真からインスピレーションを得たフィクションの物語を書いてゆこう!という趣旨です!

今回はトッパーということで、先生に写真を頂きました!
それでは、物語スタートです!(かなり長い物語となってしまいました...ぜひとも最後まで読んでください!)




ここは、東京から遠い地方都市。昔は、鉄鋼で栄えた街だったが、今では鉄が錆びるように街も寂れてしまった。その街の東の外れに、大きな製鉄所がある、いや、正確には製鉄所跡地がある。その建物は、雑草に覆われ、空たかく突き上げる煙突は、20年以上、煙を吐いていない。製鉄所を取り囲むフェンスは錆で茶色に汚れ、進入禁止の看板は傾き、風に煽られている。そのフェンス添いに伸びた舗装された道を、老人が、ゆっくりとゆっくりと歩いている。彼の頭には、ハンチングがちょこんと置かれており、その重みに耐えられず曲がっているかのように腰は深く曲がっている。彼は、麻で織られて真っ白い半袖のシャツにボウタイを締めている。そして、そのボウタイは重力に素直で、地面に対してまっすぐ垂れていた。

彼は、この街で小さな喫茶店を夫婦で営んでいた。丁寧に挽いたコーヒーと、妻が作るナポリタンが売りで、どこにでもあるような喫茶店だった。お昼になると、工場で働いている人間が、ナポリタンとコーヒーを目当てに足を運び、工場の油と汗の匂いが店中に漂っていた。昼が過ぎ、男達が仕事に戻ると、遠くで工場の稼働音だけが聞こえてくる空間へと変わり、夫婦2人でコーヒーを飲みながら、静かにゆったりと流れる時間を楽しんだ。その時だけは、コーヒーの香りが店中に広がり、彼の鼻へと吸い込まれ、体に深く沈んでいった。しかし、工場が廃れて行くに連れて客が減り、製鉄所と同時に店を畳んだ。そして、彼ら夫婦は東京で住む息子のもとへと引っ越したのだった。

だらりと伸びたボウタイを揺らしながら、彼はかつて店があったところへと、ゆっくりと、丁寧に一歩ずつ歩いていた。先ほどまで、進入禁止の看板を揺らしていた風が止んだとき、彼は店の前に立っていた。彼は、一息つくとその曲がった腰を少しだけ伸ばし、店の方へと視線を移した。

そこには、喫茶店の面影は全くなかった。

重くて大きな扉は、薄いガラスに変わり、「ペイント•クラブ」と書かれたシールが貼られている。木目が美しく深い色であった木のカウンターは消え、様々な色に汚れた空のペンキの缶が積まれている。店の隅まで優しく照らしていたランプの光はそこにはなく、ただただ薄暗いだけであった。かつて喫茶店があった場所は、塗装か何かを扱う業者の事務所に変わっているらしい。夫婦で丁寧に作り上げてきた思い出の断片が跡形も無く消え、雑多に置かれた道具とペンキがこびりついた缶だけになってしまっていた。その空虚をみた彼の腰は、更に深く曲がったように見え、ボウタイも悲しげに揺れていた。

彼は、視線を足下に戻した。そして、その小さな体から出てくるとは思えないほどの深いため息をついた。彼は、その突き出た腰を店に向け、歩き出した。彼の歩みは、速度は変わらずとも、店に向かう足取りに比べ重々しいようだった。10歩程進んだところで、彼は頭に載せたハンチングを手に取り、もう一度、店の方に体を向け、頭を下げた。そして、また深いため息をついたのだった。彼は、腰を伸ばそうと、ハンチングを握りしめた手を背に回した。そして、おもむろに目線を店の上方に向けた。

そこには、懐かしい看板が掲げられていた。

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店に来ていた製鉄所の人々が作ってくれた看板だった。妻が作るナポリタンと、彼が丁寧に入れた香り高いコーヒー、製鉄所の人々が、一生懸命に考えてくれたコピーだった。確かに上手いコピーでは無かったが、彼ら夫婦は大いに喜び、店名が書かれた看板の上に飾ったのだった。

その看板だけが、小さな喫茶店の面影であり、彼ら夫婦の大切な記憶の一部であった。彼は、握りしめたハンチングを深くかぶり、大きく息を吸った。その時だけ、懐かしい香りがした。2人で飲んだコーヒーの香り、妻が作るナポリタンの香り、その香りは体中を駆けめぐり、彼の体を優しく包んだ。彼は、またゆっくりと歩き出した。少しだけ腰が伸び、ボウタイが優しく揺れているような気がした。

その日は、妻の一周忌であった。




物語を書くってかなり難しいなって実感しました。ましてや、人に見せるなんてもう本当に
恥ずかしいです!

写真も写真ですもん!笑 コメディみたいにしようかとか、写真をどこで使おうとか苦心しました。
トッパーとして役目を果たせたのか、かなり疑問が残ったままですが...徐々に面白くなっていくことを願ってお別れです!さようなら!


おっと、忘れてました。次のお題の写真の発表です!

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副ゼミ長のまーさ!頼んだよ!
2014/06/07 | 写真deリレー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
前を向け!そして進め!
ゼミメンバーの個性が光った今回のテーマブログもついに最終回、
本日の担当は田村です。
いやー!きてしまいましたね、最終回!
なぜ、あの時もっと俊敏に動いて序盤に名前を書かなかったのか!
よりによってリアルDJの鎌田くんの次でありトリである今日に名前を書いてしまったのか!
(ブログの順番決めはホワイトボードに書かれた日程に名前を書き込むシステムなのです。)

ただいま非常に後悔しております…笑

ま、でも書いてしまったものは仕方ないので。
前回DJの実情を交えながらい~い感じにまとめていた鎌田くんからの
バトン(お題)を悪あがきせず素直に受け取ろうと思います。


えーっと、お題は
「大学生活も残り半年ちょっと。
今までの生活を改めて振り返ってみて、僕(私)は充実したキャンパスライフを送ることができたのだろうか?
何かやり残したことがあるのではないだろうか?
と考え始めると止まらなくなってしまった…
さて、僕(私)は残りの半年をどう過ごすべきだろうか?
と考えに耽っている時に聴きたい曲」
ということで…


4年生にもなるとふとこういうこと考えてしまうこと、ありますよね!
こういう気持ちって今に限らず、小学校、中学校、高校と、
卒業が迫ってくるたびに何度も感じたことがあると思います。
人生の一つの節目を迎えるとき、(大学生でこんなことを言うのはおこがましいですが…笑)
どうしても一度立ち止まって過去を振り返ってみたくなる…。
何かの終わりが近づくと、
なんとなーくやり残したことがあるような気がしてモヤモヤしてしまうんですよねー。


そんなときに紹介したい曲、今夜は3曲紹介していこうと思います!
まず、1曲目はコチラ!



『OK!』/松本梨香
この曲は1999年から2001年にかけて
アニメ『ポケットモンスター』の主題歌に使われていた曲です。
「またポケモンかよ!」とツッコミを入れる前に、
ちょっと1回聞いてみてください!
私はこの前CDを整理して『結晶塔の帝王エンテイ』の
サウンドトラックを発掘したときに改めて聞いたのですが…。

懐かしさとその歌詞のスーパーポジティブな感じが相まって
モヤモヤが一気に吹き飛びませんでしたか!?
なんだか根拠のない元気が湧いてきて
「いーや!もうやりたいことやろう!」という気持ちになる、と
少なくとも私は感じています 笑


これでもモヤモヤが晴れないYOUに紹介する2曲目はコチラ!



『むかしむかしのきょうのぼく』/初音ミク
この曲はDECO*27(デコ・ニーナ)さんによる楽曲なのですが、
(『モザイクロール』のプロデューサーさんといえばピンと来る人がいるかもしれませんね。) 
エンドロールまで見ていただくとわかるように
四次元Pさんやポエ山さんをはじめ、たくさんの人が関わって作られている
小ネタ満載で手の込んだPVも見物となっています。

私も詳しくは知らないのですが、
元のニコニコ動画での説明によると
『週刊はじめての初音ミク』という『週刊ヤングジャンプ』で
林健太郎さんによって連載されていた漫画の公式テーマソングとして
作られた曲なのだそうです。

初見だと「ミクがかなりコワイ顔しているぞ…?」
びっくりする方も多いと思うのですが、歌詞がとても暖かくほっこりするので
聴き終わる頃にはきっと可愛く思えるはずです 笑

この曲をどう受け止めて欲しいかと言いますと
「なんかモヤモヤしてしまったら、素直に周囲の仲間に話して
むかしのことなんか気にせず、あと半年の間その仲間と一緒に
たくさん楽しい思い出つくってしまえばいいじゃんYO!」
ということです。←強引


「いやぁー、ムリムリ!まだモヤモヤするわぁー。」というキミには
とっておきのこの曲を…!



『轍―Street stoke―』/コブクロ
コブクロは『蕾』や『永遠にともに』、
先日のソチオリンピック・パラリンピックで
NHKのテーマソングとして採用された『今、咲き誇る花たちよ』などで
有名な男性デュオですからもはや説明は不要ですね。

余談ですが、私が今まで1番聞いたアーティストは
コブクロだと思います。
古くからの追っかけという訳ではないのですが、
中学生の時から作業時のBGMとして何回も聞いていたからです。
低音で心地よくハモる曲の数々は、私にやる気を与えてくれたほか
私の「ヘッドフォンで曲を聴きながら歌いだしてうるさがられる症候群」
効果的に防止(私には音域的に歌えないため)してくれました 笑

なので、去年ゼミの夏休みの宿題として出された「雑誌紙面の特集記事を作ろう!」で
山森さんがコブクロを特集していたときには密かにシンパシーを感じていました。

ちなみに、作詞を小渕さんが単独で担当していることが多いのですが
私は黒田さんが作詞に関わっている曲のほうが割と好きだったりします。

さて、曲の方に戻りましょう
この『轍―Street stroke―』は1999年に9月に作曲されたということですから、
デビュー前のストリート時代から歌われている曲ということになります。
ここで特に注目して欲しいのは下記の歌詞です。

「そんなに遠い目をして 君は何を見ているの
 昨日を振り返るなら 見えない明日に目を凝らせ
 こんなに強い自分が いることに気付いたのは
 この道が 誰でもない 自分で選んだ道だから」


時には過去を振り返って後悔することもあるかもしれません。
でも、今までもその時々で私は(僕は)悩みながらもキチンと考えて
その場でベストと思う選択をしてきているはずなんです。
だから、いちいち過去のことを顧みて不安に思うことはないんです!
モヤモヤしても、しっかり前を向いて
自分を信じてどんどん突き進んじゃえばいいんじゃないでしょうか!?


…なにはともあれ、結論はただ1つ。
「前を向け!そして進め!」ということですね!

グダグダと長文を書き散らした上
DJの雰囲気は完全に吹っ飛ばしてしまった気がしますが
今回はこの辺で締めさせていただこうと思います。
ここまで読んでくれた皆さんありがとうございました!


さてさて、次回からは「写真deリレー」が始まります!
3期生である先輩方もやっていたこのテーマ、
「お題となる写真から妄s…想像してフィクションのお話をクリエイトする」
という下手すると秘められた中二病が大暴れしそうなテーマになっています 笑
トップバッターは我らがゼミ長、阪元くんです!
次回のブログもご期待あれ!


2014/06/06 | Hey!DJ! | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
あれもしたい、これもしたい…でもやっぱめんどくせー!!
おはこんばんにちは! "Hey, DJ!" シリーズも残すところあと2回となりました。
トリ前を務めさせていただきます、鎌田です。がんばって盛り上げていきます!


と、本題に入る前に…
篠崎さんの紹介にもありましたが、僕は趣味程度ではありますがDJをやっています。

"DJ" というと、まずはこういうものを想像するのではないでしょうか。


https://www.youtube.com/watch?v=m2cnaSpA8Yk

今流行のEDM(エレクトロ・ダンス・ミュージック)がガンガン流れて、金髪のチャンネーが腰振って踊ってテキーラを飲み交わしているようなイベント。チャラいですね!
この「チャラい」というのが、クラブイベントやDJというものに対する第一印象かと思われます。
大学生が主催しているDJイベント、いわゆる学生パーティーもこんな感じです。
僕もこういうとこで一度やってみたいですね。絶対モテるでしょこれ。


あとこんなのとか!


https://www.youtube.com/watch?v=SqzsPDMPSO0

世界最大のDJバトルイベント "DMC World DJ Championships" 2012年度の優勝者、DJ威蔵(IZOH)のプレイです。
これは「ターンテーブリスト(またはバトルDJ)」と言って、スクラッチ(キュキュキュってやつ)やジャグリング(2枚の同じレコードを高速で交互に流し、様々なビートを生み出す)といった技術でターンテーブルを巧みに扱い、まるで楽器のように演奏をしてしまう人たちです。

『千本桜』をバトルDJ世界チャンピオンがジャグリングすると、こうなります。
ただ違う楽曲を淡々と繋ぐだけではなくて、こんなこともできてしまうのです。
「DJってこういうのでしょ?」と言って、片手を耳に当ててもう片方の手を前後に動かすジェスチャーをする人がいますが、これを観て、少しイメージが変わったのではないでしょうか?
こういうのができたら本当にかっこいいな…と思いつつ、いつもYouTubeで口半開き状態で観てます。


そして僕がやっているのは、こんな感じのものです。


https://www.youtube.com/watch?v=8IFH5l41lmI

これは漫画家の種村有菜氏と、アニメ『満月をさがして』の主題歌や声優を担当していたmyco氏主催のアニソンDJイベントの様子。
アニメの映像を楽しみながら、サイリウムを振ったり時にはヲタ芸を打ったりと、アニソン特有の盛り上がりがあるのがアニソンのDJイベントの特徴です。ちなみに僕はヲタ芸は打てません。
アニソンを1コーラスごとに繋いでいくのが基本のスタイルで、たくさんのアニソンを楽しむことができます。


これ以外にもヒップホップ、ロック、テクノ、ドラムンベース、ハードコア…といった様々なジャンルのDJイベントがありますが、ジャンルやイベントによって、それぞれ客層や盛り上がり方、楽しみ方も大きく異なります。
僕は主にアニソンやJ-POPといった日本語の楽曲でDJをしているのですが、全体的に見れば、他ジャンルのイベントに比べても敷居は低いほうだと思います。
特にアニソンは都内各所で様々なイベントが行われているので、興味がある方はぜひ行ってみてください!
あ、さすがにはじめは一人で行くと雰囲気に圧倒されてしまうと思うので、友達とかを誘って複数人で行くことをおすすめします。


とにかく何が言いたいかというと、クラブイベントやDJのスタイルっていうのはめっちゃ多様化してるんだよ!ってことです!


さて、前置きが長くなってしまいましたが、そろそろ本題に移りたいと思います。
篠崎さんのリクエストを見て思わず変な声が出ました。リクエストにお答えできるよう、頑張りたいと思います。


「よし!今から楽しみにしていた旅行の計画をたてよーっと!
うーん、こことここを回りたいけど、効率悪いな。
あれ、ここ、この日入れないじゃん!
めんどくさくなってきたから旅行会社さん助けてーーー!!!
というときに聞きたい曲」



なるほど~あるあるですね!
僕は去年の夏、法事で北陸の方まで家族と一緒に行った時、いろいろ行きたいところを詰め過ぎた結果、

夜中の12時に自宅(神奈川)出発
  ↓
途中のパーキングエリアで朝ごはん
  ↓
9時頃に福井の親戚宅に到着
  ↓
昼過ぎに『花咲くいろは』の聖地巡礼
  ↓
15時頃に金沢で和菓子を食い漁る
  ↓
夕方に富山のホテルに到着

というハードスケジュールで、一睡もせず車を運転したことがありました。最高の夏でした。


やっぱり旅行となると、あそこも行きたい、ここも行きたい…ってなりますよね。

あれもしたい、これもしたい…ってなりますよね!?

そんな気持ちを直球で表してるのは、この曲でしょうか。


https://www.youtube.com/watch?v=QxUrumozgMI

THE BLUE HEARTSの『夢』。説明は不要ですかね!?
SMAPの香取慎吾さん主演のドラマ『人にやさしく』の主題歌として使われていましたね。
放映当時小学4年生の僕でしたが、子供心ながらパワフルな曲だな~…と感動していました。

ブルハは高校の時のカラオケで歌う曲の定番でもありました。甲本さんのボーカルを真似しようとすると僕は絶対に喉を潰しました。
でもこの曲に限らず、ブルハは歌詞がすごく直球で、歌っててスカッとするのは僕だけではないはず。

たてまえでも本音でも
本気でも うそっぱちでも
限られた時間のなかで
借りものの時間のなかで
本物の夢を見るんだ
本物の夢を見るんだ


改めて歌詞を見てみると、すごく奮い立たせられるものがありますね。
「限られた時間のなかで」って、本当にその通りだと思います。
それでもやりたいこと、叶えたい夢っていっぱいあると大変ですよね…。

今も昔も、

あれもしたい これもしたい
もっとしたい もっともっとしたい


だらけですね!
学生のうちにしかできないこともいっぱいあると思います。残りの学生生活を全力で楽しみたいですね。


…でも、リクエストにも書いてありますが、逆にめんどくさいやー!って何もかも投げ出したくなる時もありますよね。
そんな時にはこの曲!!映像とともにお楽しみください。


https://www.youtube.com/watch?v=8f7wj_RcqYk

『恋するフォーチュンクッキー』の激しいバージョンではありません。

一度はネットやニュースで耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
アメリカのDJ Baauer(バウアー)が2012年に発表した楽曲 "Harlem Shake" です。


オーストラリアのとある若者が、この楽曲にある動きを合わせた動画を投稿したことをきっかけに、世界中で同様の動画が投稿されるようになりました。
映像を観ていただければわかると思いますが、始めは一見穏やかな日常風景の中で、仮装をした一人がゆっくりと踊っていて、周りの人は何事もないように振舞っています。
すると "Do the harlem shake!" という掛け声とともに、いきなり周りの人全員も仮装をして踊り狂います。これはわけわかめですね。

このわけわかめな動画が去年辺りにネット上で流行ったのですが、一般人はもちろん、日本の企業からアメリカ陸軍まで、様々な人達がこの "Harlem Shake" の動画を上げていたりします。
YouTubeで検索するとたくさんの動画が出てくるので、いろいろ観てみると面白いですよ!
中にはこれどうやって撮ったんだ…っていうものもあったりして、何故かハマってしまいます。


どうやらこの "Harlem Shake" は1980年代にニューヨークのハーレム地域で生まれたダンススタイルだそうです。どんなダンススタイルなんだ。
でもこんな風に縦横無尽に踊り狂ったら、めんどくさいこともすっかり忘れられるでしょう。
「うわー!何もかもめんどくせー!!」ってなったら "Do the harlem shake!" ってなると思います。
「旅行会社さん助けてーーー!!!」って時も "Do the harlem shake!" ってなりますよ。たぶん。
というかこれ、宮本ゼミでやってみたらめっちゃ面白そうじゃないですか!?

ちなみに曲の歌詞は至ってシンプルなのですが、意訳するとテロリストと一緒にハーレム・シェイクしようぜ」という意味になります。恐ろしい曲ですね!


とこんな感じで、僕の選曲いかがでしたか!?
トリがもちろん一番緊張するとは思いますが、トリ前もけっこう大変でした!
DJイベントでも、いかに前のDJの盛り上げをキープしつつトリのDJに渡すか、ということを考えたり…。
というわけで、篠崎さんからの盛り上がりをキープできたのか分からないままですが、トリの田村さんにバトンタッチ!


最後のリクエストは、

「大学生活も残り半年ちょっと。
今までの生活を改めて振り返ってみて、僕(私)は充実したキャンパスライフを送ることができたのだろうか?
何かやり残したことがあるのではないだろうか?
と考え始めると止まらなくなってしまった…
さて、僕(私)は残りの半年をどう過ごすべきだろうか?
と考えに耽っている時に聴きたい曲」


でお願いします!
2014/06/04 | Hey!DJ! | コメント(1) | トラックバック(0) | page top↑
暑い…!けど!!!
こんにちは!!今日の担当は篠崎です!

いやぁ、最近ほんと暑いですね!
昨日、代々木公園のラテンアメリカフェスに行ったのですが、
本当に暑くって、でもその気温が
ラテンアメリカの食べ物や音楽にマッチしていて、とてもいい感じでした!!
毎日、着実に夏に近づいている感じで、ワクワクしますね!!!


………ん???あれ、ちょっと待ってください…!?
今回のリクエストって、
「気付けば5月も終わっちゃうし最近暑いし、
みんな薄着になり始めてるけど
まだまだ夏が来て欲しくないときに聞きたい曲」

でしたよね…??
完全に夏気分に移行してしまった私が、
このリクエストに応えなければならないのは気のせい(・ω・)♪♪
………ではない!!!泣


というわけで、泣く泣く夏気分を追い払い、
「まだ夏来ないでーっ!」って曲を探してみました。
この作業、とても大変でした。笑

なぜか世間では、「夏=好ましいもの・待ち遠しいもの」として捉えられていて、
「早く夏が来ないかなー」という曲、「夏だぜ!最高だぜ☆☆」という曲、
「夏よ、終わらないでええー」という曲はたっくさん見つかるのですが、
「夏 来ないで 曲」というワードは全く引っかからないんですよね。

んーダメかあ…じゃあ、しょうがない!自分のiPodを見てみよう!!と思い立ったのですが、
そういえば、私、去年の夏の終わりにiPod失くしてたんでした…
そして、「たぶん薄っぺらいiPodちゃんのことだから、
最近使ってないバッグの中に隠れているのであろう!!」
という1ミリの可能性に期待して、それからずっと新調していないのです。
iPod classicが相棒だと語るゼミ長には、きっと想像も出来ないことでしょう。

んーじゃあ、しょうがない!もう私が作曲しますか!と、
小1時間ほどピアノに向かってみたのですが、
結局、夏気分の私に、音楽の神は舞い降りて来ず…。(真っ赤な嘘です。うちにピアノはありません)


うんうんと悩んだ挙句、
視点を変えた1曲をご紹介させていただきます。

じゃじゃん!Anna KendrickのCupsという曲です。



これはカヴァーで、もともとは
You're Gonna Miss Me When I'm Goneという古い原曲があるそうなのですが、
私は詳しくないので、気になる方は調べてみてください!

Anna Kendrickはアカデミー助演女優賞などにノミネートされたこともある女優で、
この曲はPitch Perfectという、アカペラをテーマにした映画の中で、
オーディションの時に歌っています。そのシーンがこれです。



この曲、人気になった理由は、映画のシーンでもMVでも使われている、
カップを使った演出!本国ではちょっとしたブームになったみたいで、
Youtubeでも真似した映像がたくさん見つかります。


で、ここで皆さんに「春」ちゃん(季節の「春」です)の気持ちを想像して
この曲を聞いていただきたいと思います。

遠くに行くためのチケットを買ったの ウイスキー2本もね
素敵な友達も何人か連れて行きたいけど
明日には発つの びっくりした?


あれ…?春ちゃん、明日もう行っちゃうの??
一緒に夏を楽しめると思ったのに、遠くへ行っちゃうの…??

…という気持ちになってきませんか??笑

私がいなくなったら きっとあなたも私を恋しく思うわ
私の髪も 何もかもがきっと恋しくなるはず
私がいなくなったらきっと恋しく思うでしょ


あれ…夏気分に浸っていたけど、よくよく考えたら
春の間にやることもやりたいこともいっぱいあったのに、全然出来てない…!
それなのに、行っちゃうの…!?待って…!!!

という気分になってきますよね!!!(強引)

よく「大事なものは失くした後に気づく」と言いますが、
まだ夏にならない時期だからこそ出来ることもいっぱいあるはずなのに、
「さよなら」と言われてから気づくなんて皮肉ですね…
夏になんかなってほしくない…!という気分が
きっとあなたも高まっているはずです!!!(断言)


と、こんな強引な感じで進めてしまいましたが、
清水さんは満足してくれるのでしょうか…笑


ちなみに、私、「女の子が行きたい場所の写真を眺めて、そこへ行くために黙々と働いている」という
このMVが大好きで、たまにバイトの時、この曲を頭の中で無限リピートしています。
最後に本当に出て行ってしまうところが清々しいですよね!
今年で学生生活も最後なので、私もお金を貯めていろいろなところへ飛び回りたいものです。


と、いうわけで次の担当、鎌田くんには
「よし!今から楽しみにしていた旅行の計画をたてよーっと!
うーん、こことここを回りたいけど、効率悪いな。
あれ、ここ、この日入れないじゃん!
めんどくさくなってきたから旅行会社さん助けてーーー!!!
というときに聞きたい曲」

をお願いしたいと思います!!!
これって旅行あるあるですよね?笑

鎌田くんは、何を隠そう、本物のDJなので、
リクエストにバッチリ答えてくれるはずです!!!!!

と、プレッシャーをかけつつ(ごめんね…)
今回は終わりたいと思います。

リクエストに上手く応えられない言い訳を含め、
だらだら書いてしまいましたが
お付き合いありがとうございました!

2014/06/02 | Hey!DJ! | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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