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青春アカペラ甲子園!!!

はいこんにちは!もこです!

すっかり寒くなりましたねーーー、東京こんなに寒いか!!外歩く時は「寒い」しか言えなくなりました。私は一人暮らししてますが、例年の節約生活と打って変わって今年はこたつ×エアコン両方つけちゃってるので電気代が怖いです…

さて、卒論ブログの第1回目も今回で最後となりました。幅広いサブカルテーマが乱立して、どれも興味深いですよね!最後は私のシュビドゥワ~♪な卒論のお話にお付き合いいただきたいと思います。


私のテーマは、
「アカペラ動画は、アカペラ文化の拡大にどのように影響してきたか(仮)」です!

というのも私、アカペラサークルに所属して4年間雨の日も風の日もやってきたのですが、最近YouTubeに投稿されているアカペラ動画が増えてきたなあという印象を受けていました。そんなことを思っているうちに、後述する、ある2つの現象が起こったのです。

「アカペラ動画」は私が勝手にあらゆるアカペラに関する動画を総称している言葉ですが、そう一口に言っても、
ライブの様子を撮影したもの、動画投稿サイトにとアップロードすることを目的に凝った演出や編集を施したミュージックビデオ型のもの、演出を凝るという訳ではなくいわゆる「歌ってみた」風に練習風景に近い環境で撮影したもの、複数のパートをすべて自分1人でこなして合成する多重録音などなど、本当に幅広いパターンがあります。

みなさんが見たことあるかもしれない動画としては、ボイスパーカッションとかヒューマンビートボックスを披露しているものなどありますね。今回はボイパやビートボックスも研究対象に入ってはいますが、基本的には複数名で無伴奏で歌っているものに焦点を当てていきます。


さて、調べ始めて思った

先行研究、なくねえ!?!?!


はい、そもそもアカペラについて書かれている文献というのはほとんどありません。あるのはゴスペラーズの自叙伝のようなものや雑誌記事くらいで、詳細に書いてあるものはそれこそありません。
さあ、困ったーーーーー!笑

そこで、テーマに関係するポピュラー音楽やメディアの発達についての基礎文献を元に基礎情報を得た後、とにかくものに当たってみようということでYouTube上のアカペラ動画を統計していこうと決めました。
しかし、「アカペラ」とYouTubeで検索してヒットする動画の数、およそ330000件…
一体どこからどう攻めていきゃあいいんだと途方に暮れましたが、YouTube上のアカペラ動画について注目したい動きとして、大きく2つ挙げ、そこから見ていくことにしました。

①ハモネプチャンネルの登場
②Pentatonixの登場と人気
この2つです。

それぞれ説明していきたいと思います。

①ハモネプチャンネルの登場
ハモネプリーグという番組をご存知でしょうか?「力の限りゴーゴゴー」というバラエティー番組内のコーナーの1つで、「3人以上のグループ」で「楽器を使わず声だけでハーモニーを奏で」て「1分30秒以内のパフォーマンスを行う」という参加資格を元に、全国のアカペラグループが頂点を競い合うという主旨です(参加資格は、年や時期によって多少の変化があります)。
国内のアカペラ人気を支える主軸といっても過言ではないこの企画は、番組企画としての形を何度も変えながら、現在も不定期で放送されています。

最新回は今年度、2014年の4月に放送された「ハモネプ♪ジャパンカップ」ですが、私はこの回において注目すべき現象が起こったと考えています。
番組出場・優勝グループを決める勝負の初戦である一次予選のエントリー方法が、「ハモネプチャンネルという公式チャンネルの元、YouTube上に演奏動画をアップする」ことになったのです。審査が進むにつれ、エントリーした604組の中から50組、12組と数が絞られ、最終的にはアマチュアグループから4組が選ばれる結果となりました。このYouTubeでの公開審査は、より多くの人々にアカペラを認知させ、そして話題性を向上させるためにうまく機能したと言えるのではないかと考えています。実際に、ハモネプ公式サイトでは「本選出場予想が完全的中した方にはQUOカードをプレゼント!」というキャンペーンを行っていました(こんなの当たるわけないと思うんですがね…笑)。


②Pentatonixの登場と人気
Pentatonixというテキサス出身のアカペラグループが注目を浴びています。
アメリカの番組で、海外版ハモネプと言えるThe sing-offという歌のオーディション番組があるのですが、その3シーズン目の覇者こそが、Pentatonixです。3シーズン優勝後、彼らはレコード契約と賞金を獲得し、世界的にツアーを行うグループとして躍進します。私は、彼らの人気の裏には、The sing-off 優勝前からYouTubeにアップロードし続けてきたパフォーマンス動画があると考えています。2012年1月以降、「PTXofficial」というチャンネルから発信してきたパフォーマンス動画の数は実に46。中でもDaft Punkメドレーは大きな反響を呼び、それが契機となって2014年8月に初来日を果たしました。日本において外国のアカペラグループがここまで注目を浴びたことは今まで少なく、YouTubeによってどこからも視聴可能になった現代だからこそ起きえた状況なのではないかと考えています。

実際の動画はこちらです。是非ご覧ください!

また、このDaft Punkメドレーをはじめ、多くのパフォーマンス動画は曲調と映像をタイミングよく切り替えたり画面を5つに区切ってメンバーが歌う顔をアップで映したりと編集されています。こういった編集はアカペラの1人多重録音(よういんひょく/BAD https://www.youtube.com/watch?v=mvwa3Y6ZJ6s)やアカペラ以外の音楽動画でもたまに見られますが、これによって従来ハモっている音だけでは分かりにくかったアカペラが、目で見て分かりやすく、誰でも楽しみやすい動画という形で広まりつつあるのではないかと思います。


作業としては、ハモネプチャンネル・Pentatonixのそれぞれの公式チャンネル曲目・再生回数・高評価・低評価・コメント数・曲の長さ・動画投稿日と、そこから割り出した1日あたりにおける再生回数をまとめて表を作成し、そこから言えることを模索しています。
ちなみにニコニコ動画は今回研究対象から外しています。前述の両公式チャンネルがあるのはYouTubeですし、ニコニコ動画に投稿されているアカペラ動画はYouTubeからの転載が多かったりすることなどが理由です。

また、アカペラ界をよく知る方からお話を伺いたいと思ったので、2人の方に連絡をさせていただき、いくつか質問に回答していただいています。

先行研究の少なさや調査のしづらさから、アカペラー(いわゆるアカペラをしている人たちのこと)としては、アカペラはまだまだマイナーなジャンル!という思いが抜けませんが、だからこそアカペラについて書く意義があるのかなと日々感じています。
きっちりと説得力ある論文にできるよう、精進しなければ…!
提出までもう本当に日がありませんが、足掻きます!!

(提出後にはサークルの冬ライブも控えてるので、そっちも頑張ります←)


ということで、卒論日記のタームとなってから平日は毎日更新されている38ch。21日正午締め切りの草稿提出前までの一巡目は今回でおしまいとなりましたが、次の回から二巡目に入り、今後もまだまだ続きますよ!徐々にゼミ生の研究も進んでいくので読んでいて面白くなってくると思います。

ブログの更新ですが、年末年始はお休みをいただき、年明けの1月7日に再開します。乞うご期待!
ちなみに卒論発表会の日程ですが、1月30・31日に予定しています。ご興味のある方は是非お気軽にお越しください^^

それではみなさん、
Merry Christmas & A Happy New Year^^!

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2014/12/19 | 卒論日記 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
目は口ほどにカワイイを語る!
こんにちは!今日の担当は奥谷です!

前回の村岡さんに「小悪魔」と紹介していただきましたが、あっはっはとんでもないです。
周囲を振り回す能力に長けているだけです。迷惑ですね。いつもすみません。

こんな懺悔から始まりましたが、卒論日記一巡目(あともう一周あります。ふふふ)も
ついに残すところ私と菊池さんだけになりました!
平日は毎日更新ということで、順番が回ってくるのがとても早かったように感じます。
みんな多彩なジャンルの研究をしているなぁと、改めて感じました(^^)

そんな私の卒論テーマはこちらです!

「女性のデカ目志向はメディアの影響によってどのように広まっていったのか」

ジャンルでいうと化粧文化研究ってところですかね。

おそらく皆さんも「デカ目」という言葉はどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
女性ファッション誌などのメイク特集では
これでお悩み解決☆デカ目テク大公開!!
整形級♡今ドキデカ目の作り方
みたいな感じで取り上げられていることが多いと思います。

で、この「デカ目」なのですが、そう簡単には手に入らないのが我々モンゴロイドの悲しき運命なんですね。
デカ目テクを用いる際には多様な化粧品と細かい技術を駆使することとなります。
マスカラ、アイシャドー、アイライナー、つけまつげ、カラコン、アイプチなどなど、これらをなりたいデカ目の種類によって使い分けるわけです。

私も毎朝これらの化粧品を使ってメイクをするわけですが、
正直に言いましょうめんどくさいです。

なんでここまでしてデカ目、パッチリ目を目指さなきゃいけないんだ。
でも街を歩く女性ほとんどパッチリお目々じゃん。なんでだ。

はい、これが私の正直な研究動機です。

そして雑誌やテレビを見る中で「みんながデカ目を求める理由ってテレビ、芸能人や雑誌にあるのでは?」という疑問がうまれ、
これを仮説「デカ目志向の背景にはメディアが大きく関わっている」とし、研究している次第です。

現在行っている調査としては、女性ファッション誌や化粧専門誌を読み
「デカ目」というワードがどのように使われているのか、
どのような年齢層に向けて発信されているのか、
またターゲットとする女性のタイプ(ギャル系だとか、赤/青文字系だとか)によって違いはあるのか、などを探り
そもそもデカ目志向は本当に存在しているのか、を考えているところです。
また、「デカ目」とほぼ同義語だと考えていた「目力」についても同じように調査しています。

まだきちんと統計をとれていないので断定的なことは言えませんが、
なんとなく「デカ目」は若い年齢層向けの言葉、「目力」は幅広く受け入れられる言葉なのではないかと考えています。
むしろ近年使われる「目力」は、中高年向けの言葉なのでは?とも考えています。

というのも、「目力」ってただ大きく印象的な目のことを指すのではなく
「若々しさ」という意味も含有している感じがするんです。
実際、35歳以上をターゲットとする「美ST」という雑誌では
目力復活!に『アイプチ』MAGIC」という特集が組まれていました。
2013年の記事なので、割と最近ですよね。

うーん。

少なくとも、雑誌などのメディアが「デカ目」をあおっていることは間違いないと思っているのですが、
なんともまとめきれず、説得力がなくて困っているところです。
化粧品でも「デカ目」を謳うものは少なくないですし……うーん。


とにかく、草稿提出まで残りわずかな時間でちっちゃい脳みそフル回転させて頑張りたいと思います!
次またこの卒論日記を書く頃には草稿出し終わっているんだなと考えると不思議なもんです。他人事のようです。
いやーーー頑張ります!!!気合い!!!

というわけで、明日でとうとう一巡目最終回、次回の卒論日記担当は菊池さんです!
彼女の卒論は、シュビドゥビドゥワーな感じのテーマです♪♪♪

ご期待くださいませ!
2014/12/18 | 卒論日記 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
山に登る女子、数年前に流行ったあれです。
こんばんは!
ついに回ってきました、卒論日記。
最終締め切りまで残り一週間を切り、大詰めに入っているゼミ生も多くなっているのではないでしょうか…?

そんな中、近頃ゼミに顔を出せずに何をしているのかという村岡が今回担当させていただきます。


はい、何をしていたのかというと、ついこの間までスキーに行っていました。。
11月以降グアムに行ったり、ベトナムに行ったり、スキーしたり、、、
学生最後の年をかなりエンジョイしていますが、遊ぶ前にやるべきことってありますよね、

そうです、卒論です。


ということで、今回の記事では滞りつつある(前から)私の卒論テーマ、
「山ガールはどのように生まれ、どのように変化してきたのか」
についてお話します。


山ガール、、あぁちょっと前に聞いたことあるな~って人もいるかと思います。
数年前から○○女子や○○ガールなどという言葉が乱立するようになりましたが、
私はその中の一つ、”山ガール”について調べています。

そもそもなぜ山ガールを調べているのかというと、
私自身山が好きだったから、です。
高校生のときから父に連れられ、ちらほら山を登るようになって早数年。
大学1~2年生くらいのときに初めて耳にした言葉山ガール。

ひょっとして、私ってこれに分類されちゃうの…?という変な焦りから、
卒論のテーマに決定しました笑


山ガールとは主に、
「20~30代の独身で、経済的に余裕があり、流行に敏感な女性登山者の総称」
と、考えられており、またそのブームは2011年前後にありました。


数年前にブームになり、今では下火になっている言葉山ガール。
私が調査を進めるにあたって頭を悩ませたのは、「何からどう調べればいいのか分からない」ということでした。

ぼんやり頭の中に山ガールの姿形は浮かんでいるのに、どうやってブームの生まれから現在までの変遷を調べればいいんだろう?
具体的な特徴を聞かれたらはっきり答えられない、
いつどのくらいの勢いで流行ったのか調査方法が分からない、
何がブームの原因になったのか分からない、

といった分からないことづくしでした。
私にはそれらの疑問を調べる方法が全くわからなかったのです。

前期は分からないままうんうん唸っていたのですが、
とにかく調べるしかない
とにかく手を動かさないと何も分からないぞ、という先生のアドバイスからハッとしました。

CiNiiと国会図書館と大宅壮一文庫と都立多摩図書館。
雑誌を調べるにあたって上記四つを手がかりに、
私はかたっぱしから「山ガール」という言葉の使われ方の実態を調べました。

また、
・見出しや小見出しに出てくるくらいの記事でないとヒットしないこと
・その館の所蔵雑誌のみの結果であること
・女性ファッション誌とも関連があるらしい

ということから、
2009年~2014年までの『STORY』と『MORE』についての調査と
2009年から刊行されている女性向け山雑誌『ランドネ』『peaks!』『Hutte』の調査も現在行っています。

そしてマイナー雑誌である上記3誌を6年間分も所蔵している図書館はありません。
ついに区立図書館にまで調査の足を伸ばしながら、2年間分だけでもと現物にあたろうと努力している次第です。


机の上に溢れかえるコピーの数々と、終わらない調査…
文章にまとめあげるところまで行き着くのでしょうか?
ラストスパート気合入れてがんばります!

さて次回の担当は奥谷さんです!
小悪魔な彼女の卒論テーマは女子力高めで楽しみです!
乞うご期待!
2014/12/17 | 卒論日記 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
外は寒いしMAD見よう
こんばんは!
今日の担当は井出です。

先日インフルエンザの予防接種をしてきました。
受ける際に体温を測ったのですが、
その時に使用した体温計がおでこに当てて測るタイプのものでした。

「おでこで熱を測るなんて、イチャつきたい人たちがすると言われる都市伝説でしょ?本当に測れるわけないない!」と信じてやまなかった僕には少し驚きでした。

抗体ができるまで三週間程度かかるとの事だったので、
今のうちにワクチンを打っておくと少しだけ安心できますね。
心配な人はしておきましょう!三千円くらいでした。


さて、本題です。
僕の卒業論文のテーマは
「人気が出ているアニメMADに働いている要素とは」
というものです。


MAD?なにそれおいしいの?となると思うので、簡単に説明すると、
MADとは、既存の音声や画像・映像などを組み合わせて、
個人が編集・製作をしたコラージュ動画のことです。

形式としては、映画のCMに似ていると言えます(ただし映画のCMは基本的に対象は初見の受け手で映画館へ足を運ばせることを目的としているのに対し、アニメMADは基本的に対象は既に本編を見た人で目的はその動画それぞれという点で差があり、それが動画の構成にも影響しています)。

実際に一つ作品を見てもらったほうが早いかもしれません。





この作品はアニメMADの中でも複合MADと呼ばれるもので、
一つの楽曲に対して様々なアニメの映像を組み合わせて製作されたものです。

基本的に1カット毎に作品が変わりますが、
キャラクターの動き等で繋がりがあり、
映像の動きを中心に楽しむことができます。
この中から知っている作品はいくつあったかという楽しみ方もできますね。


他にも、音声や音楽自体に編集を加えて本来の音声や音楽とは違った意味合いの作品を製作して楽しむ音MADや、
アニメの映像や音楽を使用するものの、キャラクターのセリフを同じ声優の別作品のものを使用したりし、
笑いが目的のネタMADと呼ばれるものなど、アニメMADには幅広い形式が存在しますが、

僕が今回この卒業論文内で扱うアニメMADは、
ある楽曲を流し、それに合わせてアニメの映像を編集したものを画面に映して一つの作品としたもの(ごく一般的なアニメMAD)としました。


僕自身、非常にアニメMADが好きで、
好きなアニメ本編の最終回が終わったりするとよくその作品のMADを検索して楽しんでいました。
そんな好きな作品のアニメMADでも、自分の中での評価の高低が明確にありました。
基本的に同じ素材を使って製作しているにも関わらず、
その差はどういうところから生まれるのかが気になり、今回の卒業論文のテーマに設定しました。


このテーマに対して僕は当初、

「使用される楽曲が挿入歌的な効果(曲が映像にアクセントを加える)を果たしているアニメMADは人気が出る」

という漠然とした仮説を立てて検証に入りました。


検証方法として、
大手アニメ評価サイトにおけるランキングの上位30作品に対して、1タイトルにつき5作品のアニメMADを検証の対象としました。

それらのアニメMAD150作品のタイトル、作品名、投稿日時、再生数、コメント数、マイリスト数、再生時間、カット数、セリフの有無、使用楽曲、楽曲のキメの多さ、投稿者の編集による独自の演出効果の有無、コメントによる反応、MAD単体の特筆点、MADのアニメタイトル別の特筆点等々をまとめました。

一番大変だった作業はカット数のカウントで、
基本的にシーンの切り替わりが多いアニメMADでは4分で200カット以上が一般的だったので、
目と同時にカウンターを押す指も疲れました。確認の作業も骨が折れます。

統計を取ったのは150作品に留まりますが、
ついつい夜中にアニメMAD巡りをしてしまったり、
ふと検証対象外の好きな作品のアニメMADを見てしまったりと、
結果的に相当な数のアニメMADを見ました。


その結果、僕が最初に立てた、

「使用される楽曲が挿入歌的な効果(曲が映像にアクセントを加える)を果たしているアニメMADは人気が出る」

という仮説は、あくまで特定のアニメ作品のアニメMADの要素であり、
僕の検証の対象作品全てに当てはまるものではありませんでした。


確かに、本編に感動的要素が多い作品のアニメMADの場合、
挿入歌的効果が上手く発揮され、その物語を追体験できるアニメMADが、人気が出ると言えますが、
本編にアクション要素が多い作品のアニメMADの場合、
挿入歌等の効果以上に、カットの多用や映像の見せ方を工夫し、
視覚重視で楽しむことの出来るアニメMADが、人気が出る。
と、検証を進めていくうちに考えるようになりました。

実際に上記の複合MADは完全に視覚重視で楽しむタイプのものだと考えています。


もの凄くざっくりと捉えると、

「本編の特徴を捉え、それを活かしたアニメMADが、人気が出る」

ということです。

それは本編のジャンル等の括りに関係なく、
その本編の良かった点、例えば泣けるシーンが多いや熱いシーンが凄い、背景が綺麗。
といったようなことをより引き立たせられるアニメMADが人気が出ているということです。


それを前提として、僕が検証を続けていく中で気づいた、
「本編で感動させられた物語の追体験ができる」
「主題歌として何度も聞いていることによる思い入れがある」
「曲のABパートで物語の流れ、サビで動きのあるシーンという構成をとる」...etc.
という内的要因と、
「検索結果の表示形式によるタイトルの一定の傾向」
「本編の流行りと投稿日時」
「楽曲の歌詞コメントや色文字セリフコメント」...etc.
というような外的要因について、
来たる22日の提出日に向けてまとめあげたいと考えています。


次の更新は村岡さんです。
アクティブな趣味、かっこいいですよね!お楽しみに!
2014/12/16 | 卒論日記 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
あれ?あの人と同じ服…?

こんばんは。本日の更新は高柳が担当します!


卒論の最終提出日が1週間後に迫り、ゼミ生の悲鳴があちらこちらから聞こえてきます…笑
そんなわたしも卒論の調査のためいろいろなライブハウスに行っては外で1時間くらい震えながら人を観察するという調査をやっています…
さて、なぜそのような調査を行っているのか…本題に入っていきたいと思います!


わたしの卒論のテーマは

「現在の日本のファッションと音楽の相関性について」

というものです!


このテーマを選んだきっかけは、元々音楽が好きで、好きなアーティストのライブに行くとなんだか周りが同じような服を着ている人ばかりな気がしたということです。
こういうことは他のアーティストのライブでも起こっていることのかなあと気になって、実際に調べてみようと思い、このテーマにしました。

仮説は「現在の日本のファッションと音楽には相関性がある」という方向で進めています!


まず、最初に海外では音楽とファッションに相関性があるのか?
今まで日本ではそういうことがあったのか?を調査していきました。

様々なファッション関連書籍を読み、ファッションと音楽の関連性があった事例をピックアップしていくといような方法です。

よく知られているものでいえばパンクロックとパンクファッションとかヒップホップとだぼだぼなズボン…というようなものですね。



では、現在の日本ではどうなのかということなのですが…

ファッション雑誌をぱらぱら見ていると、そのファッション雑誌によってモデルとして登場しているアーティストや巻末の新作のCDやライブ情報に載っているアーティストが違うということに気付きました。

そこから様々な雑誌を見て、載っているアーティストの音楽ジャンルや服装のテイストなどの傾向を調べていきました。


結論から言わせていただくと…

キレイめの服やコンサバ系の服を中心に掲載する『JJ』や『ViVi』、『CamCan』などの赤文字系の雑誌と
個性的な服やカジュアル系の服を中心に掲載する『Zipper』や『mini』、『SEDA』などの青文字系の雑誌で

その傾向がはっきりと分かれているのではないかと考えています。

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女性アーティストを例に挙げると、赤文字系の雑誌では安室奈美恵や西野カナ、加藤ミリヤなどが多く登場し、青文字系雑誌ではきゃりーぱみゅぱみゅやYUKI、Charaなどが多く登場するというような感じです。


また、雑誌調査だけでなくアーティストが経営しているブランドやアーティストがモデルとして起用されているブランドなどの調査もしています。
その他にも実際のライブに行き、ファンの人たちがどのような服装をしているかというような調査も現在進行形で行っています。

実際にライブに行ってみると、ファンの人たちの服装に似たような特徴があることもあれば、自分の予想に反して服装にばらつきがあったり…とさまざまな発見があります。


まだまだ、補足で調べなければいけないことがあったりと来週に迫った最終提出日までギリギリできているのですが、最後の最後まで調査を続けていきたいと思います!
寒空の中、屋外で1時間ほど人を観察するのはなかなか辛いですが、カイロと温かいお茶を握りしめがんばります!



明日は井出くんが担当です!
相当な数の動画を見ているようです…!
どのような卒論なのでしょうか…お楽しみに!

2014/12/15 | 卒論日記 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
おでかけしてる場合じゃない!

こんにちは!本日の担当は篠崎です。

卒業を数カ月後に控え、最近ますます友達のありがたみが
身に染みる毎日を過ごしております。
友達や家族に恵まれていて、私は本当に幸せだなとしみじみ思います。
大学の友達、高校の友達、地元の友達、
そしてもちろん!ゼミのみんなへの感謝の気持ちを忘れずに
日々過ごしていきたいなと思います!


さてさて、話は卒論に移り…
まず、テーマですが、私は
「『Hanako』・『Oz magazine』に女性が求める価値とは」
というテーマで研究しております。

『Hanako』と『Oz magazine』は
2誌ともバブル時代に(『Hanako』は1988年、
『Oz magazine』は1990年に全国誌として)刊行され、
首都圏在住のOLをターゲットにしており、
現在は観光、飲食店に関する情報を主に掲載しています。

私は写真撮影が趣味で、どこかに近場におでかけして、
写真を撮って遊ぶことがあります。
できれば季節感がある風景を撮りたいので、
季節の変わり目に本屋さんに立ち寄ると、
この2誌の写真の撮り方や特集されている場所をチェックして、
どうしたらこんな雰囲気の写真が撮れるのかを
研究(というほどのものでもありませんが、笑)してしまいます。

その行動の中で、「この2誌は巷ではライバル誌と言われ、
実際に本屋さんで見る程度だと、ゆるっとした雰囲気で
とても似ているように感じるけどどこがどう違うんだろう…」
というところに、初めに、興味が湧きました。

少し調べると、創刊当時の『Hanako』の読者は「ハナコ族」と呼ばれ、
男女雇用機会均等法適用後の
「キャリアとケッコンだけじゃ いや。」という新しい価値観を持った、
ワーキングウーマンが想定されており、
『Hanako』はこれまでの情報雑誌とは一線を画す、
新しいタイプのライフスタイルマガジンであったことが分かりました。
対して、『Oz magazine』はもともとペンションなどに置かれる
レジャー雑誌として創刊され、全国誌になり、
今では「日常を丁寧に」過ごすことをメッセージとし刊行されています。

そこで、私は2誌の創刊の趣旨が違うのに、
今、ライバル誌と言われているのはなんでだろうと疑問に思い、

「この2誌は今までどんな変化をたどってきたのだろうか」、
「また、女性たちはこれらの雑誌に何を求めてきたのだろうか」、
と考え、創刊から2013年までの2誌の変化を追うことにしました。

いまだに研究中なので、ふわっとした言い方になってしまうのですが、
「以前は情報誌として機能していたが、
“写真集”としての役割が大きくなってきたのではないか」
「“消費すること”(ブランド物などを購入する)ことよりも、
どこかに“出かけること”それ自体に
重く価値が置かれるようになってきたのではないか、
それにはバブル経済の崩壊が大きく関係しているのではないか」
というのが私の仮説です。

と、いうわけで、
特集はもちろん、写真の感じや地図の有無、
掲載されている料理や宿の値段などに注目しながら、
今、必死で雑誌をくりつづけ、
やっと終わりの光が見えてきたところです…!
(雑誌研究仲間の山内さんにはとっても共感します…泣)

実際に研究してみると、
経済的な動きと実際の誌面にはちょっとズレがあるように思うので、
仮説を改める必要性なども感じています。

途中で読み耽ってしまったり、
レイアウトや写真の撮り方を眺めてしまったり、
たまに本当に出かけてしまったり、笑
なかなか進まないときもありますが
あと少し、楽しく研究出来れば良いなと思っています!


次の担当は高柳さんです!
実は、高柳さんとは通っている図書館が一緒で
偶然会ったりしたこともあるのです!
オシャレ感度が高い、高柳さんらしいテーマにご期待ください!


2014/12/12 | 卒論日記 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
自分不在の恋模様
こんにちは。本日の担当は山内でございます。

この間、巷で流行しているチェスターコートとやらを洋服屋さんで試着してみたんですよ。
結論から言うと、似合わなさすぎてびっくりしました。
あれって足の長さだけじゃなくて、肩幅も必要なんですね。
肩なし人間:山内が着ると、完全に毛布背負っている人です。お疲れ様でした。
全世界のチェスターコートが滅びることを願います。

話が逸れたところで、軌道修正したいと思います。
いつまでもチェスターコートへの呪いを引きずるわけにもいかないので。

私の卒業論文のテーマは「なぜ私はチェスターコートが似合わないのか」…ではなくて、
「なぜジャニーズファンはメンバーどうしの仲の良さを好むのか」です!

ここからはチェスターコートから離れてください。

私がこれを研究しようと思った動機は、中学校時代にさかのぼります。
敷かれたレールの上に沿って人生を歩んでいた私は、何の変哲もない小学校時代から一転し、中二病患者になるという中学生お得意の道の外れ方をしました。
黒歴史がひどいのでオブラートに包んで書きますが、某ジャンプ系漫画に出てくるある男の子が好きで、同漫画内に出てくる男の子と色々ラブラブしている妄想にいそしむ毎日でした。いわゆる腐女子という人種になっていたのですね。ある意味非行です。

この問題児がジャニーズファンの方と初めて接触したのが、コミックマーケット、通称コミケです。
接触したと言っても見かけただけです。自分でも無意識のうちに友人をスクリーニングしていたのか、アイドルファンの方に出会う機会がなかったのです。
コミケという同人誌を買うだけの場に髪を巻き、フリフリの女の子らしい服を着こなして歩くきれいなお嬢さん方の姿に衝撃を受けたのを覚えています。
「さすが3次元の男性を意識している女性は違いますわ。私みたいな男の人を全く意識していないメス豚とは相いれないのだろうな」と思いました。

ところがどっこい、その5年後、私は絶対にハマるはずがないと思っていたジャニーズのファンになりました。
ジャニーズのファンになったら必読の「5誌(=Myojo、ポポロ、Wink Up、Duet、POTATO)」と呼ばれる雑誌にも目を通しました。
蓋を開けてみれたら、こちらの世界も男の人どうしの同性愛的な描写を好む傾向があることに気づかされました。
2次元腐女子と何ら変わらないではないか。

私は不思議に思いました。
確かに昔からジャニーズ系アイドルのそういった同人誌はありましたが、それはアンダーグラウンドな世界で、広く認知はされていなかったと思います(これは個人の見解なので断定はできません)。
現在でもどちらかと言えば、「ジャニーズ系アイドル=女の子の擬似恋愛の対象」というイメージが強いと思います。
だからそのジャニーズ系アイドルどうしの同性愛的な仲の良さを好むという、いわば「自分不在の恋愛」をファンの女の子が消費しているという事実は興味深く、詳細に研究したいと思った次第であります。

私の仮説は「近年見られるジャニーズ系アイドルどうしの同性愛的な仲の良さを好む傾向はジャニーズファンの特徴あるファン文化が影響を与えているのではないだろうか」です。

この仮説を証明するために、前述したジャニーズファン御用達の「5誌」を閲覧して「アイドルとファンの交流」、「アイドルどうしの交流」、「ファンどうしの交流」が如何になされて、どのように変化しているかを研究し、その結果から要因を考察していきます。

雑誌閲覧においての注視項目は以下の4つです。
(1)記事の写真がピンかペア、またはグループ撮影か
(2)記事は1人インタビュー形式か、グループのメンバー複数で対談形式か
(3)特集内容
(4)読者ページ

大体の雑誌の創刊が1980年代なので30年分×5=150年分の雑誌を見ているわけです。
最初は「なんでこんな無謀な研究内容にしたんだろう…」と白目を剝いていたのですが、多くを見ているからこそ発見することも多く、楽しんで研究できるようになってきました。めでたい。
現段階であと30年分くらいあるのですが、気合いを入れて頑張りたいと思います。

明日の担当は篠崎さんです!
篠崎さんも私と同じ雑誌研究をしているお仲間の一人なのです。
一体何の雑誌でしょうか!?お楽しみに♪
2014/12/11 | 卒論日記 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
裸足でかけてく陽気な女型のワトスン君
こんにちは!本日は土屋が担当いたします!

この間、「進撃の巨人展」に行ってきました!
進撃

展示も面白かったのですが、特に面白かったのが「360°体感シアター “哮”」!

これはオキュラスリフトという装置を使って、バーチャルリアリティを体感できるというアトラクションです。
オキュラスリフトとは(Oculus Rift)頭に装着するメガネのようなディスプレイのことで、これを装着するだけで『進撃の巨人』の世界を空間的に体験できるのです!
オキュラスリフト

オキュラスリフト

会場に入って、いざオキュラスリフトを装着すると、景色が一変して巨人が侵入したあとのトロスト区の景色になります!
目の前にはミカサとアルミンが!後ろを見ると巨人の群れが!
自分が立体起動で街中を飛んでる!うわああああ巨人に捕まったあああ!!
食べられるうううううう!

私の行ったときは混んでいたので、待ち時間90分でしたが
並ぶ価値ありました!技術の進歩ってすごすぎいいい!

どうでもいい話ですが、
「体感シアター」で使われている技術が「オキュラスリフト」という装置であることは弟に教えてもらいました笑
弟は国際日本学部と同じキャンパス内にある総合数理学部に通っていて
オキュラスリフトなどの最新技術についても学んでいるようなんです。
今回、最新技術とサブカルチャーの融合を目の当たりにして
国際日本学部(文系)と総合数理学部(理系)を同じキャンパスに配置した意味が少しわかったような気がしました!笑


さて、私の卒論研究のテーマは
「漫画『進撃の巨人』においてキャラクターの心理考察が盛んにされるのはなぜか」

『進撃の巨人』というタイトルは前々から知っていました。
でも、初めて興味を持ったのは、留学先でアメリカ人が
「日本のアニメ好きだよ!今はAttack on Titan(進撃の巨人)が熱いね!」
と言ってきたからでした。
帰国後初めてアニメを見まして、紆余曲折を経て卒論のテーマにすることにしました。

この「心理考察が盛ん」というのは、「キャラクターのある瞬間の心理状況をファンがよく推理している」ということですが、
別に他の作品はされていないというわけではなく
『進撃の巨人』は言葉に出して考察、分析されることが多いということです。
例えば
とあるまとめサイトに
「ミカサってアニ絡みになるとすげー敵意剥き出しっぽくなるよな
エレンがわりとアニ尊敬してたせいなのか、技術的に」
というコメントがあり、それに対して
「でもたぶんサシャとエレンが仲良くしててもミカサはどうも思わなそうなんだよな」
というレスポンスがありました。

キャラクターは実在する人間ではなく、紙の上の線なのに
ファンはそこに性格を読み取って脳内シミュレーションをしていました。
もちろん、このような考察をされる傾向にある作品はたくさんあると思いますが
対して『ONE PIECE』や『名探偵コナン』のように
キャラクターの性格についてあまり深く話されない作品もあります。
例えば『進撃の巨人』では
「【進撃】エレンって「ミカサを守りたい!」って感情はあるの?」
というタイトルのスレッドで83のコメントがつくほど話し合いがされますが
『ONE PIECE』では
「【ワンピ】ルフィって「ナミを守りたい!」って感情はあるの?」
というタイトルのスレッドは立ちません。
ルフィは「仲間なら無条件で守る」ということが読者の中で共有されているから話し合うまでもないのです。

なんで、キャラクターの性格について長く議論される作品もあれば
されない作品もあるのだろうか、という疑問からこのテーマが立ちました。

そこで問題になるのは、「進撃の巨人」の場合、具体的には心理がどう考察されているのか、考察の仕方に何らかの共通のセオリーやルールや傾向があるのかということでした。
精神分析とかとは違うしなあ…

どうすればいいかうんうんうなって
ようやくヴィレッジヴァンガードで単行本と共に売られていた「考察本」を思い出しました。
他作品の考察本と比較してみたら、「心理考察とはなにか」が分かるかもしれない!

そこで何冊か比較してみました。
でも、違いがあるなあというのは何となく分かるのですが、明確な違いを言葉にできません…
そうこうしているうちに非情にも卒論の草稿の中間提出日はやってきてしまうんですね。



とりあえず
「考察本」とは何かを説明するためにWikipediaを開くことにしたのですが

なんと「考察本」なる本のジャンルはまだ確立されていなかったのでした。
雑誌資料にあたったりAmazonを、はじめとした関連書籍を置いている書店のジャンル分けを調べてみたりしましたが
「考察本」に関する資料もなければ「考察本」というジャンル分けもありませんでした。
この類の本は「コミック研究本」というジャンルに含まれているみたいです。
そして、実際にいくつかの本にも当たりましたが、どれも「考察・研究本」という形で紹介していました。

でも、ちまたでは「考察本」って呼ばれる本があります。
オンラインニュースでも、とある本を「考察本」と紹介していました。
「考察本」ってなんなのだろうか!

そして、もう一つ判明したのが「謎本」の存在でした。
1993年に出版された『磯野家の謎』(飛鳥新社)の大ヒットをきっかけに
「謎本」と呼ばれる本が大量に出版されるようになるのですが
謎本が考察本にとても似ている…
例えば、著者名が匿名であったり、原作とは関係のない出版社から非公式に出版されていたり…

謎本と考察本の変遷が分かったら
「ファンが作品を考察する」の意味がわかって
「心理考察」とは何かに一歩近づくかもしれない

と思った結果
現在は「考察本とは何か」というサブテーマで研究をすすめています。

仮説は
原作者の所有する(または認める)物語作品の設定を考察する本

です。もし研究がうまく進めば「進撃の巨人」に戻りたいところですが
戻れるかはまだわかりません笑

この研究をやっていて面白かったのは
「フィクション作品の考察」という行為にルールがあるということでした。

例えば、ファンのフィクション作品の考察の最初と言われるものに
シャーロッキアン(ホームズのファン)による『シャーロック・ホームズ』シリーズの考察が挙げられます。
これはホームズ学と呼ばれ、
謎本ブームの起爆剤となった『磯野家の謎』の著者である東京サザエさん学会にも少なからず影響を与えています。

ホームズ学で暗黙のルールとされているのが
1) シャーロック・ホームズ、ワトスン医師、モリアーティ教授ほかすべての登場人物は実際に存在した。
2) 最初の掟を疑ってはいけない。
3) 「正典」(『ホームズ物語』)に置ける問題点は厳粛に取り扱わなければならない。
—『シャーロッキアンの優雅な週末』田中喜芳著より−


というもの。
『シャーロック・ホームズ』は、実際はコナン・ドイルが書いたものですが、登場人物のワトスン医師が記したものされ、出版されています。
ホームズ学のルールはこれにのっとり
「コナン・ドイルは出版代理人で、本当の執筆者はワトスン医師であるのでホームズは実在したのです」という考えの元に成り立っています。
キリスト教の解釈のパロディのようなこの行為は日本にも伝わりました。


そして1992年に『磯野家の謎』が出版されます。
これは長谷川町子の作品『サザエさん』の原作漫画を「正典」とみなし
ところどころに見られる違和感の正体を探っていく本です。
長谷川町子はアニメの『サザエさん』を別物と言っていたため、「正典」は漫画のみでした。

ある批評家はこの本を半分褒めて、半分批判をしていました。
批判の対象だったのは同書の中にある「磯野家がおよそ一年半に一度泥棒に入られる家なのは、作者は落語が好きだから」という推測でした。
どうもその批評家は「一年半に一度泥棒に入られるという発見は面白いのに、作者に理由を持ってくるのはおかしいのではないか」とのこと。
『サザエさん』は新聞連載なので、「一年半に一度」というのは、現実世界の連載の話です。

『サザエさん』の「正典」は長谷川町子の評価を元に決められていたのに
正典を考察する際、物語の背景に長谷川町子の影を見るのはだめなんだそうです。

このように「フィクションの考察」と言っても
意図的に情報を排除して考察がされていて
なんらかのルールが存在するみたいなんですね!

ということで、現在は考察本を探りながら
「ファンがフィクション作品を考察する」とはどういうことかを探っています!

あと一週間ちょっとで提出ですが
いやー終わるといいですね泣
以上、土屋がお送りしました!

次は山内さんによるあんなかんじの驚きのあんなテーマです!
リレー小説での輝きが人一倍強かった山内さんの衝撃の文章が楽しみなところです!
2014/12/11 | 卒論日記 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
フェスとTシャツと私
こんにちは!今回の卒論日記は渡辺が担当します。

今、ゼミの時間は卒論提出までの間自由登校になっています。
今日がゼミの日だったのですが、皆それぞれの作業を黙々と進める中、DJ宮本先生が様々な音楽をかけてくださいました。
YMOからピンクレディーまで、不意打ちで流れて来る音楽にみんなでクスクスしながら作業することができました(笑)


さて、タイトルはゴロが良かったのでなんとなくつけたのですが、
ズバリ、私の卒論のテーマは、「ROCK IN JAPAN FESの発展」(仮)です!
最近ではニュースでも流れるようになった「夏フェス」についてです。


ロッキン



これは今年参加した時に撮った写真です。
会場の外から見えるゲートの写真なのですが、なんとなくこのフェスの体温を感じてもらえるのではないでしょうか。

私は軽音サークルに入っていて、ライブやフェスに行くことがもともと大好きでした。
今では一年中開催されるロックフェスの中でも、一番胸躍るのが夏フェスで、
その中でもほぼ毎年参加する「ROCK IN JAPAN FES」(以下RIJF)の魅力について改めて知りたいと思い、このテーマにしました。
実は昨年の前期にも調査していて、もっと深く知りたい!と思ったことも動機のひとつです。

そもそも、日本にロックフェスが定着したのはここ20年程の話なのです。
今でこそ、ニュースで取り上げられ、様々な雑誌で特集され、ある種「夏の風物詩」化している夏フェスですが、
定着するまでには大変な道のりがありました。

大型夏フェスの先駆けとなったのは、1997年に初開催された「FUJI ROCK」でした。
台風の直撃やインフラ、マナーなどの問題から、第一回は大失敗に終わるものの、
諦めず毎年改善していき、FUJI ROCK、夏フェスという存在が定着してくると、
そのノウハウを活かし、後発のフェスが続々と現れます。

その中のひとつがRIJFです。
RIJF自体も、2000年の初開催時に台風が直撃し、大失敗に終わります。しかし、その後も努力を続け、毎年発展し続けています。

今回、具体的に調べているのは、
(1)RIJFに流れている思想
(2)フェス自体の魅力
(3)参加者の文化
についてです。

(1)については、RIJFの企画、運営を行っている出版社、「ロッキング・オン」が発行している「ROCKIN'ON JAPAN」を調査し、
このフェスについてどのように言及しているかを、開催前の1999年から現在まで追っています。
RIJFは、出版社が開催するフェスという強みを活かし、誌面に情報やメッセージを載せています。
その中から、フェスに対する考え方、どのようなフェスを目指しているのかなどを年度ごとにまとめ、
普遍的なもの、変化してきているものなどがないか検証しています。

これがまた、読めば読むほど感動してしまったり、一方で読みたい記事を飛ばさなければいけず、
色々な意味でつらい作業です。

今のところわかってきているのは、
①「参加者が主役」であること ②「消費者目線」であること ③アーティストのブッキングについて
の三点が、普遍的に存在する思想なのではないか、ということです。

(2)では、RIJFのインフラや、出演アーティスト、その他のイベント的要素についてのデータをまとめ、どのような点が魅力に繋がっているか。
(3)では、Twitterから、参加者がどのような楽しみ方をしているかを調査しています。

私の仮説としては、ざっくり言いますと、
「RIJFを運営していく上で、初開催時から流れる変わらない思想があり、その思想が現在までの発展に直接繋がっているのではないか」ということです。

…本当にざっくりしていてわかりづらいとは思うのですが(笑)、具体的に調査を進めていく中で、
もともと「こうしていきたい」「こういうフェスにしていきたい」という宣言、発言が、実現されていることがあるように思えました。

また、(1)でわかってきた普遍的な思想が、お互いに関係し合っているところにも注目したいところです。

現在の状況としては、(3)の作業の遅れが深刻で、とにかく、ひたすらTwitterを覗く日々です。
(1)との関わりがどのようになっているのかなるべく早く検証したいため、雑誌を早く読み終えるというのも目下の課題であります…。

私の計画性の無さ、マイペースさが災いし、作業の遅れに焦りは隠せませんが、
なんとか提出日まで悔いの無いように進めていきたいと思います…!


さて、次回の担当は土屋さんです!
テーマは今流行りのアレについてです。お楽しみに!
2014/12/10 | 卒論日記 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
懐かしい!ハズカシイ!大好きっ!

こんばんは!
毎回ゼミ生の卒論への熱い思いが綴られる卒論日記、本日の担当は秋山です。

12月に入って、もうあっという間に1週目が過ぎ去ってしまいました…  早い。早すぎる!!
ついこの間、各メディアで都心の紅葉観光スポットが話題になったかと思えば、もう話題はとっくにイルミネーション特集に移っていますね。「冬本番!」って感じがします。

さて、早速本題に参ります!私は
「スタジオジブリ作品が描く日本の学園物語 -自分の時間を生きるヒロインたち-」
というテーマで、卒論に取り組んでおります。キーワードは、ずばり「青春」!!

ちょうど1年ほど前にこのテーマにたどり着くまでの試行錯誤を説明させていただくと

私が2万字以上語れるテーマ、、、→ジブリしかない!
取り扱う作品を選ぶべく片っ端からジブリ関連の文献にあたってみる、、、→文献多すぎ!
先行研究にもあたってみる、、、→これまた多すぎ!!

中でもずば抜けて多かったのが『千と千尋』、続いて『ナウシカ』、『もののけ姫』という感じでした。私の印象では。他にも『魔女宅』や『ハウル』はすでに多面的に研究されている感がありまして、「じゃ、何をやったら面白いんだ?」と考えた結果
脱ファンタジー作品が残ってた!!!

というわけで、現実世界が舞台である『耳をすませば』と『コクリコ坂から』をとりあげることにしました。
といってもまだ取り上げる作品が決まっただけ。
この2作品をもってして自分は何がいいたいのか、、、

思い浮かんだのが、1年前留学中に履修していたJpopカルチャーの授業でした。
アメリカ人の教授が現代の日本の学生文化についての講義をする際、こんなテキストを使ったんです。

ダウンロード

中身は、、、表紙の通りです。笑
近年のJpopカルチャーを牛耳る女子高生の生態とは!!!じゃじゃん!!!
みたいな感じでした。きちんと歴史に沿って説明はされているのですが「スケバン」や「ギャル」など、とにかく情報が偏りまくりでした。
なんというか、、、典型的な女子高生の説明が全然なくて
違う!こんなんじゃない!!!これだけじゃない!!!と心で叫んでました。
そこで私は授業後に現地の友達をよんで、図書館で借りた『耳をすませば』と『コクリコ坂から』を見せました。
鑑賞後の友達の第一声は

「これは“SHOJO ジャンル”のミヤザキアニメじゃない!!」

私: 「。。。?」

いろいろ質問してみてなんとなくわかったことは、どうやら彼らの頭の中では、宮崎駿アニメに登場する“少女(ヒロイン)”はどちらかというと魔法少女に近いイメージで、ファンタジー世界でこそ成立するキャラクターなんだ、という印象があったようです。
そんな彼らが、ちょっと前の時代の日本の学生生活をリアルに描いた2作をみて
「これが日本の典型的“SHOJO ライフ”だったのか!!」
とキラキラした目で言ってくれたのがとても新鮮でした。

この一連の出来事を思い返しつつ、また宮本先生にもアドバイスをいただきつつたどり着いたのが
「ジブリがファンタジーの力を使って、またその力抜きでヒロインを通じて描こうとした想いとは何か?」という問いでした。
これに対する漠然とした私の考え
「どのジブリ作品も本質的には“この世は生きるに値する”というメッセージが込められていて、そのメッセージをどう伝えたいかというところに舞台・キャラクター設定におけるファンタジー性の有無、が関係しているのではないか。」
が、当初の私の仮説でした。

しかし、実際調査を進めていくうちに、
『耳をすませば』も『コクリコ坂から』もファンタジー作品を作るのと限りなく近い視点で作られた作品であるいうことがわかってきました。笑
今は比較対象として、ファンタジー色の強い『ハウルの動く城』、『魔女の宅急便』や他のアニメーションスタジオが手がけた『時をかける少女』にも触れつつ、それぞれの作品のヒロイン像を軸に
「彼女たちが自立し自分の時間を生きるためにどう成長していくのか、その成長過程にファンタジー的要素がどう関係しているのか」
を追求していくことを本論の意義として定め、執筆活動中です。

これまでの活動をざっくり説明しますと
・各作品を手がけたスタッフのインタビュー記事をもとに製作側の考えを分析
・原作少女漫画・小説の分析、(各アニメーション作品との)比較
・各作品の絵コンテ、脚本の分析、(各アニメーション作品との)比較

という感じです。
今必死になって終わらせようとあがいているのが、絵コンテ比較です。(汗)
この論文のオリジナリティはここにかかってるんじゃないか?!と思いながら取り組んでいるのですが…なかなか大変です。
基本的には全作品に共通するようなシーン(例えば告白シーン。。。それこそTHE青春!なシーンが主です)
を中心に監督の細かな指示を分析しつつ、各作品のヒロインの成長過程を追っています。

だいぶ長くなってしまいました。。。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
せっかくなので、いろんな人に読んでみたい!読んで面白かった!と思ってもらえる卒論にしていきたいと思っております。

次回の更新は渡辺さんです。
音楽好き、夏フェス好きにはたまらないテーマですね♪お楽しみにー!!








2014/12/08 | 卒論日記 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
タンスの肥やしになっているアレについて
こんばんは!
毎日どんどん進んでおります、卒論日記。。。!
今日の担当は山森です。
例年より暖かかった気がする(私の感覚で)11月も過ぎ、ますます冷え込む12月ですが、皆様いかがお過ごしですか?

宮本ゼミは6期生も決まりましたが、今週末12月7日(日)には毎年恒例のゼミナール大会が開催されます。
去年は4期生から渋江さんが代表で「日本のかわいいと海外のkawaii」という「THE 国際日本学部」なテーマで出場し、見事2位入賞を果たしました☆★

そしてそして今年は5期生が出場します!
テーマは「なぜ大学生や社会人がなんちゃって制服を着るのか」、、!
面白そうなテーマですよね〜!なぜなのかすごく気になります。
先日も永田町にある国立国会図書館で、資料の山と奮闘している5期生に会いました笑
閉館まで頑張っていたので、ぜひとも良い発表をして欲しいものです♪応援してます♪
そのゼミナール大会の詳細はコチラ
他のゼミも面白そうなテーマで発表するみたいなので、ぜひ足を運んで聞いてみて下さい♪


ではでは、、、本題の卒論のお話に入ります、、!
私の卒論のテーマはズバリ、、「なぜショップ袋は再利用されるのか」です。

みなさんはお店で買い物をした時に、商品を入れてもらう紙袋やビニール袋を
「いつか使える♪」「かわいい」「かっこいい」と思って貯めちゃっていませんか??

私もつい貯めてしまう人の一人ですが、その様なかわいい袋を後々自分の荷物を入れて持ち歩いたり、友達に何かを貸す時に使ったりしています。
街中でも自分の手荷物を入れて使ってる人、年齢を問わず見かけますよね。

そのように単なる包装のひとつでありつつも、ブランドロゴが入ってデザイン性に長けた袋だったり、「限定ショップ袋配布中」と掲げて営業しているお店を見て、「なぜ人はバッグもラッピング袋も手に入れられるのにお店でもらう袋を使ってしまうのだろう?」と思ったのが、このテーマにしたきっかけです。

最近は特に紙製だけでなく不織布などのいろんな材質のショップ袋があります。
購入した商品を入れてもらうだけのものなはずなのに、すごく丈夫ですよね。
*ちなみに、「ショッパー」「ショッピングバッグ」「ショ袋(ショップ袋の略)」など色々な呼び名がありますが、この論文では「ショップ袋」と統一して呼んでいます。
*また、この論文では紙や不織布、厚いビニールなどの丈夫な素材でできていて、ブランドロゴが入っているものを指します。また、そのブランドに関しては、女性をターゲットとした店のショップ袋に限定して進めています。



このように、「なぜショップ袋が再利用されるのか」を問うことで、内容物保護の為だけでなく広告機能・ブランディング機能を果たすショップ袋の役割が見えてくると考えています。

仮説としては、
①ショップ袋は内容物を保護・移動する為の袋の機能に加えて、移動できる広告、触れられる広告という特徴を持つ。その為に独特の広告効果を持ち、その効果を最大にする為に各ブランドはショップ袋に注力する。その結果、ショップ袋は丈夫な素材や環境保全に配慮した素材のものになる
②人々はブランドロゴの入ったショップ袋を日常的に使うことで、手軽に自分のファッションスタイル、ステイタス、センスを周囲に主張することができる

と考えています。
長い仮説になりますが、かな〜り簡単に言うと消費者と企業の相互作用で現在のショップ袋ができているということです。。。

これらの仮説を検証する為に
企業視点から
・広告媒体としてのショップ袋
・現在のブランドにおけるショップ袋の意義と工夫
消費者視点から
・クーポンになるショップ袋
・オークションで売買されるショップ袋
・ファッションスタイル・ステイタスの象徴になるショップ袋
などといった面からショップ袋について考えています。

これを読んで「え?!」って思う人がいるかもしれませんが、面白いことにオークションでショップ袋を売買している人がいるんですよね。。!
私はただ自分で使ったり、貯まったままになっていますが、この卒論の為の調査の中で初めて知りました、、!

現在は特に何をやっているか?と言うと、ファッション雑誌を読み漁ってショップ袋の記事を探したり、オークションサイトをのぞいております。。。汗

ただそんな呑気にはやっていられなくて、急ピッチで進めていかなければいけない状況です、、!ガンバリマス!!
やっぱり、やるからにはしっかりやりたい卒論。。。!
最後の学生生活あと約4ヶ月。。。遊ぶ時には遊ぶけれど、自分に厳しく、納得のいくように完成させていきたいと思います。

さてさて次回の卒論日記の担当は秋山さんです。
秋山さんは卒論執筆が進んでそうなイメージです〜汗

それでは読んで下さってありがとうございました♪
2014/12/05 | 卒論日記 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
守備のカナメ
こんばんは!
本日の担当は湯澤です。
先日、宮本ゼミの来年度の入室者、つまり、宮本ゼミ6期生のメンバーが確定しました!
自分のゼミ試からもう二年も経ったんですね・・・光陰矢の如し・・・(しみじみ)
来年度になれば、彼らのホームページやブログが、順次立ち上がると思います。
少し先の話ですが、乞うご期待!



さて、いきなりですが、本題に入ります。
僕の卒業論文のテーマは『野球漫画において遊撃手の描写はどのような変遷をたどったのか』です。

遊撃手とは、野球のポジションの一つで二塁と三塁の間を守る内野手のことを言います。英語では「ショートストップ」と言い、それを縮めて、ショートと呼ばれる事が多いです。
Baseball_Position.png


多くのプレーに関係し、ボールに触れる機会が多いポジションで、チームで一番の守備の上手い選手が守るポジションとされています。
守備における要のポジションで、とても目立つポジションです。

文章で説明してもわかりづらいと思うので、ここで、動画を一つご覧ください。


この動画は僕が大好きな元千葉ロッテマリーンズ・小坂誠選手の動画です。華麗な守備ですよねー。
遊撃手は守備で目立つカッコ良いポジションということがわかっていただけたかと思います。


さて、卒論の話に戻ります。
僕は、小さい頃から野球漫画が大好きで、よく、「俺的野球漫画ベストナイン」といった妄想をするのです。
ピッチャーはH2の国見で、キャッチャーはドカベンで、ファーストは巨人の星の花形、セカンドは・・・と行った具合です。

あだち充縛りや、90年代の作品縛りなど、あらゆるパターンのベストナインを妄想するのですが、毎回、悩む事があります。

それは...遊撃手が決まらないのです。
他のポジションに比べて圧倒的に、良い選手が少ない気がします。

例えば、水島新司先生の代表作『ドカベン』の明訓高校の内野陣には二塁に殿馬、三塁に岩鬼と野球漫画を代表するような個性的なキャラクターがいます。
しかし、遊撃の選手はすぐには思い出せません。(※個人の感想です。)
他の作品を見ても、同じ内野手の二塁手や三塁手には絞りきれないほど良い選手がいるのに、遊撃手だけイマイチパッとしません。(※個人の感想です。)

現実の野球では、花形ポジションとされているのに、なぜ野球漫画ではパッとしないんだろう?という疑問がこの論文の出発点でした。

そこで、まず、野球漫画の先行研究として、夏目房之介さんの著書、『消えた魔球』と米沢嘉博さんの『戦後野球マンガ史』という本を読みました。

この二冊に書かれていたことをまとめると、以下のようになります。

野球漫画には1960年頃から「魔球」という要素が導入され、その頃の野球漫画は魔球を投げる投手とそれを打ち返そうとする打者の1対1の戦いを主題としていた。
しかし、70年代以降、「魔球」は野球漫画から姿を消し、投手対打者の1対1の戦いから、チーム対チームの9対9の戦いを描くものへと変わっていった。

これを受けて、僕の論文の仮説はこのようになりました。
『野球漫画がチーム同士の戦いを描くものに変化しているため、守備の要である遊撃手の守備の描写は時代を追うごとに増えている』

この仮説を検証するために、野球漫画の中で、遊撃手が守備をしている場面、つまり、守備時に遊撃手がボールに触れている場面を調査しました。

①その場面の遊撃手は誰なのか
②どのような打球なのか
③試合状況(対戦チーム、イニング数、アウトカウント、ランナーの有無)
④どの巻のどのページに登場するのか
以上が調査項目です。

また、野球漫画は世の中に溢れているため、野球漫画で講談社漫画賞などの賞を受賞している作者の野球漫画作品に絞り、21作品を調査対象としました。

調査はまだ、完全には終わっていないのですが、ここまでの調査では、だいたい仮説通りの結果となっています。

中でも、遊撃手の好プレーの描写の多様化、遊撃手が絡むダブルプレーの増加と打たせて取るタイプの投手の増加が目に付いています。

もちろん、中には例外もあるのですが、遊撃手の守備の描写は確実に増え、多様化していると述べることが出来そうです。

つらつらと書いていたらとても長くなってしまったので、このあたりで失礼します。
続きは論文と卒論発表会で!!
なんとかそこまでこぎ着けますように……(祈り)

最後まで読んでくださってありがとうございました!!
湯澤がお送りしました!


2014/12/04 | 卒論日記 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
旅行に行きたくなるっ!
こんにちは! 本日は、橋本が担当させて頂きます。

もう12月になりましたね。2014年もあとちょっとです。
今年は去年にも増して、1年があっという間だったような気がします。
学生生活も残り、4ヶ月ほどですね。
学生のうちに出来る事をたくさんしておきたいですね!! 
遊ぶとか、遊ぶとか!!!….勉強とか…卒論とか…

はっ!!…卒論!!!

てなわけで、私の卒論のお話に入ります。
私の卒論のテーマは
「旅行情報誌『るるぶ』に読者が求めるものはどう変化したのか?」です。

皆さんは、旅行に行くとなったらまず何をしますか?

その目的地の情報収集ですよね。どのような観光スポットがあるのか、どのような食べ物が有名なのか、そしてその場所への行き方など、事前に調べておくことは現地でスムーズに観光する為にも大切な事です。

その情報収集に必要なツールの1つとして一般的に挙げられるのが、旅行ガイドブックです。

近年、スマートフォンの普及によって紙媒体の需要が減りつつあると聞きますが、旅行ガイドブック市場は依然として活気があり、様々な種類のガイドブックが続々と出版されています。

私自身、旅行の際は必ずと言っていいほど旅行ガイドブックを買います。
家にも昔の旅行ガイドブックがいくつかあり、本棚の掃除中にふと昔のものを見て、現在のガイドブックとレイアウトがかなり異なることに気づき、旅行ガイドブックの変遷に興味を持ったのがきっかけで、このテーマにしました。

数ある旅行ガイドブックの中でも、「見る」「食べる」「遊ぶ」の語尾3文字に由来する「るるぶ」は、旅行書ブランドNo.1の認知度と、1984年の発刊以来4000点以上を発行し、発行点数世界最多旅行ガイドシリーズとしてのギネス認定も受けた、まさに旅行ガイドブックの決定版とも言えます。

この「るるぶ」も昔のものと現在のものを比べて見てみるとデザインや、記載情報など大きな変化が見られます。

そこで今回、私は「るるぶ」がどのように変化して行ったのかに着目し、その変遷を追うことで、「旅行」という娯楽を通じて人々が何を楽しみとするのか、そして旅行をはじめとした娯楽に求めるもの、つまり消費動向の変化が見えてくるのではないかと考えています。

仮説としては、
・ 観光において「見る」「食べる」「遊ぶ」が重要視されているが、その中でも「食べる」や「買う」といったその観光地で「消費する」ものの比率が高くなっており、それが旅行ガイドブックにも分量の面で現れている。
・ できるだけ多くの情報を載せる為に、文章は少なく、写真多めのビジュアル重視の誌面になりつつある。
といった変化があるのではないかと考えています。
ちょっとふわっとした仮説のため、現在改善中です…。

これら検証する為に、図書館で閲覧できる(悲しいことに、旅行ガイドブックは「本」という扱いではなく、また常に最新版が求められる事から、古いものがあまり保存されていません)1992年から2014年度の「るるぶ情報版 東京」を使って、現在は調査中です。

見るポイントとして、
・ 表紙のデザイン
・ 掲載地域
・ 巻末のINDEXにおける掲載数の変化 に主に着目して、データ化していく作業をしています。

現時点で気付いた面白い点としては、ビジュアル重視の誌面になったのは2000年以降だという事(2000年以降、縦書きの文章が突然なくなり、全て横書きとなります)や、ホテルの掲載数が年々減っている事などが挙げられます。

この調査は楽しいのですが、データ化する時に使うエクセルにわたくし大苦戦しております。なんとか攻略し、文章化して、次は他のガイドブックとも比較してみなきゃ〜!!とやることばかりが増えていく毎日です…。
なんとか自分の最大限、やりきりたいと思っています。

以上、橋本の卒論日記でした!
最後までどうもありがとうございました〜!
2014/12/03 | 卒論日記 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
Perfumeですっ
こんにちは。
最近家計簿をつけ始めた清水です。
予想はしていましたが出費の8割が趣味(アイドルオタク代)に使われていたのでびっくりしました…
そんな中懲りずに昨日もCDを買いました。

新潟のアイドルNegiccoの光のシュプールです。
最高に素敵なウィンターソングなので!
是非お買い求めください。(宣伝)


さて、本題である私の卒論テーマは
Perfumeのイメージはどのように変わっていったのか(仮)」です。

Perfumeは2000年に広島で結成されたグループで、現在は結成から14年を迎えています。
あ~ちゃん・かしゆか・のっちの3人からなるテクノポップユニットです。
インディーズ時代には5枚のシングルを発表し、2005年にメジャーデビューをしました。
ライブ活動を中心にキャリアを積み重ね、2007年発売の「ポリリズム」がリサイクルキャンペーンのCMに採用されたことから一気に注目を集め、ブレイクします。
現在に至るまで東京ドームでのライブやワールドツアーも行っていて、
広島のご当地アイドルとしてデビューしたグループが世界でも活躍をしている珍しい例です。
そのため、Perfumeは「ローカルアイドルの成功例」や「ライブアイドルの中でも最初に大きなブレイクを果たしたグループ」と評されています。

ここで注目したいのはPerfumeが打ち出すイメージの変化です。
インディーズデビューをした2002年から現在までの約12年間でPerfumeは自身のイメージを更新してきました。
blog.png
左が2002年のインディーズデビューシングルのジャケット、右が2014年の最新シングルのジャケットです。
ビジュアルだけでもPefume側が打ち出すイメージが12年の間に大きく変わったことがわかると思います。
制作陣を含むPerfume側が打ち出した変化はビジュアルイメージに限りません。
楽曲やダンスなどの作品からPerfumeのイメージの変化を明らかにすることで、現代日本のアイドル文化ひいては音楽文化を理解する手がかりになるのではと考えています。


「Perfumeのイメージはどのように変わっていったのか」に対する私の仮説は以下です。
Perfumeのイメージは、三人のメンバーが変わらないこと、全員黒髪であること、ヒールを履いて踊ることなど、変わらない核がある一方、それ以外の部分は、大きく言うと「かわいい」と「かっこいい」の間で変化し続けている。また、海外進出後にそのイメージの変化はより顕著になったのではないか。
広島のご当地アイドル時代には「かわいい」を全面に押し出していたPerfumeが、メジャーデビュー時には一気に「かっこいい」のイメージに舵を切ります。
CDジャケットやMVで使われる色や楽曲の世界観、ダンス…などなどからその変化は読み取れるのです。
その後もまた「かわいい」イメージが復活。そして、また「かっこいい」イメージへ…
と、Perfumeのイメージ変化は一度ではありません。
そしてその「かわいい」と「かっこいい」はその都度、新たな要素を含むようになっているのでは、というのが仮説です。

そしてこの仮定を明らかにするべく現在は検証作業の真っ最中…です。
検証するポイントは以下の4つです。
1. ビジュアル(CDジャケット・アーティスト写真・MV)
2. 曲(歌詞・音)
3. ダンス
4. メディア露出(雑誌)
1~3の作品検証に加えて、4では雑誌におけるPerfumeにも注目をします。
Perfumeの特徴を明らかにするため他グループとの比較も行っていく予定です。
(例 歌詞についてはAKB48との比較を加えています。)


進捗状況はというと、全ての検証点をちょっとずつ進めているので、100%終わったものが無い状況です…
そう、やばいんです。。。(本当に)
22日の提出日に向け200%で頑張りたいと思います。
そして、インディーズ時代のPerfumeのアーティスト写真をお持ちの方がいたら教えていただけるとありがたいです。。

では、そろそろ卒論の作業を進めたいと思います…!
最後までお読みいただきありがとうございました!
2014/12/02 | 卒論日記 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
めざせ!ぽけもんますたー!
こんにちは!ついに残り1枚になってしまったカレンダーを目の前にして
どことなく切ない気持ちになっている田村です。…ん?前回もこんなこと書いたような…。

キャンパス周辺もすっかりクリスマスに向けてイルミネーションが眩しくなっていますが、
何よりその風の冷たさに冬の訪れを感じます。
ゼミ後外に出た瞬間、あまりの寒さに悲鳴があがるのは私だけじゃないはず…!

さて、肝心の卒論日記。

私の卒論テーマは
「なぜゲーム『ポケットモンスター』は長年愛される作品になりえたのか?」です!

「ポケットモンスター」略して「ポケモン」を詳しくは知らなくても
聞いたことのない日本人はいないと思います。
そんなポケモンは1996年に最初の作品である『ポケットモンスター赤・緑』が
発売されてから18年経ち、いまやその販売本数は昨年発売された
『ポケットモンスターX・Y』まで全世界で累計1億8700万本以上(※)にも及んでいます。
つい先日も『ポケットモンスタールビー・サファイア』の12年越しのリメイク作である
『ポケットモンスターオメガルビー・アルファサファイア』が発売されましたが、
この作品は今年発売されたゲーム作品でも最多の国内100万本以上の予約(※)があったそうで
その販売本数は今後も伸びていくと思われます。
(※http://www.pokemon.co.jp/corporate/press/objects/pdf/poke_141112.pdf参照)

このように日本はおろか世界中に普及しつつあるポケモンなのですが
改めて、こんなに多くの人の手に渡り長年愛されている
ゲーム『ポケットモンスター』シリーズの魅力とはなんぞや?

と思ったのがこの卒論のテーマを決めるまでに至った経緯となります。

そして、この問いに私が立てた仮説は
ゲーム『ポケットモンスター』シリーズは、対応ハードの高性能化に合わせてシリーズごとに
新しい機能や要素を効果的に盛り込み、それがゲーム性の高度化とポケモンの世界観の敷衍化に
繋がることで従来のファンと新規プレイヤーの興味を惹き続けているからではないかというものです。

こんな仮説を立てた私は今専ら検証作業中なわけですが、簡潔に言いましょう。

『 ポ ケ モ ン 』 を プ レ イ し て い る と … !

「ポケモン」の先行研究なのですが、論文として大宅壮一文庫や国立国会図書館に
所蔵されているものは1998年~2000年までのものが大半で、
そのほとんどはメディアミックス展開の成功についての分析であり、
作品自体の分析であっても『ポケットモンスタールビー・サファイア』以降の
作品について述べたものはほとんどありませんでした。

ただ、ポケモンの発売から2000年までのポケモンの構想・開発・展開については
畠山けんじ氏・久保雅一氏による『ポケモン・ストーリー』という
丁寧にまとめられた本が出版されています。
なので、私はそれらの先行研究を参考にしつつ
『ポケットモンスタールビー・サファイア』(2002)から
『ポケットモンスターX・Y』(2013)までの作品を
各世代1本ずつ、計7本プレイすることに決めて黙々と作業を進めています。
シリーズ通してプレイすることでの作品ごとの変化や気づいたことをメモしつつ、
ポケモンの魅力にストーリーも少なからず影響していると思っているので
プレイ進行中必ず読むことになるテキストも記録しています。

電車内などで、真顔で3DS片手にスマホでテキストを打つ姿は
さぞ奇妙に映っていることでしょう…笑

現在ほぼ6作品プレイし終えたところではありますが、
この年齢で通してプレイすることで気づける工夫や機能の多様化など、
非常に興味深いです。

わかりやすいところで例を挙げると、
『ポケットモンスター赤・緑』(1996)では通信ケーブルを使って互いのハードを繋いで行っていた
通信交換や対戦は、『ポケットモンスターX・Y』(2013)になる頃には、
すれ違い通信によって近くでプレイしている人とでも直接話しかけることなく
交換や対戦の申し込みが出来るようになっていて、
果てはお互いのWi-Fi環境さえ整っていれば家にいながらにして、
他国の人とも同様のことが出来るようになっています。
このゲームシリーズは新作が出るごとに100匹前後新種のポケモンが発見されるので、
交換がスムーズにできるようになるとポケモンを集めやすくなるほか、
交換や対戦によって間接的にでも他のプレイヤーと交流できることが魅力ともいえます。

また、『ポケットモンスターピカチュウ』(1998)では初めてポケモンの
1種である「ピカチュウ」のみフィールド上で後ろに連れて歩けるようになりましたが、
『ポケットモンスターハートゴールド・ソウルシルバー』(2007)ではどのポケモンでも連れ歩けるほか、
その大きさも若干反映されるようになり、『ポケットモンスターX・Y』(2013)では
さらにタッチペンで撫でてコミュニケーションがとれるようになっています。
新作が出るごとに自分のお気に入りのポケモンを新しい観点から
観察することが出来るようになっているため、
そのたびに新しい一面を発見する楽しみが生まれます。

このように実際にプレイして確認した機能・要素を、
大きくゲーム内システムと通信機能に分け、またその中で細かく項目をつくり
各項目にてシリーズごとの変化を追う形で執筆を進めているところです。

ただ、このままだととっても主観に偏ったものになりかねないので
雑誌記事やホームページ上のインタビューを参考に論を補強していこうと考えています。

この記事を書いているこの間にも卒論に関する問題点は
絶えず頭の中をぐるぐる巡っているのですが、
「たとえ火の中水の中草の中…」となんとか形にして残していけるよう
精一杯頑張ろうと思います。いや、頑張ります。

ここまで長文にお付き合いくださりありがとうございました。
さて、次回は清水さんです!
それでは明日の更新をお楽しみに!


2014/12/01 | 卒論日記 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
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