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38物語 第3話 第2回
おはようございますこんにちはこんばんは!

今回の担当は渡辺です。

何か書こうと思いましたが、夏休みも(随分前に)終わり、特筆することがありませんでした!なんてことだ!
続々と名作が生まれている38物語ですが、ついに順番がまわってきてしまいました。
西野君の次ということで、前回もとんだ無茶ぶりを食らったのでヒヤヒヤしておりましたが…
なんとか、なんとか書き上げましたので、それでは、どうぞ!






「…しかし、本当に、まさかこんなものを作っているとはねえ…」
「ふぉふぉふぉ、これにはワシの男の"ろまん"が詰まっているのじゃ!そう簡単におなごには見せられなかったのじゃよ。どれ、そこの給油パイプにこれを入れてくれんかの。」

おじいさんがおばあさんに、カゴを渡す。

「はいはい…ってこれは、今日出た生ゴミじゃないですか。給油パイプって…まさかこれがエネルギーに?」
「最近のじゃ超効率性オイルが0.5リットルもあれば動くのじゃがな。
独自のバイオ…まあ、細かいことはいいんじゃ。この手間もろまんってやつなのじゃよ!」
「そうなんですねえ…それではちょいと失礼。」

おばあさんが給油パイプに生ゴミを投入し、おじいさんが赤いレバーを引くと、エンジンが作動する。
手慣れた様子で操作をし、黒ずくめの男たちの通信機を探知する。

「…まだそう遠くないみたいですねえ。」
「そのようじゃな。この分だと10分もあれば追いつけそうじゃ。慎重に追跡するぞい。」
「そうですねえ。」
「基本操縦や肉弾戦はワシが担当する。ばあさんは、このビームやミサイルを発射してほしいんじゃ。」
「あらあらまあまあ。私にできるかしらねえ。」
「安心せい。指示はワシがするし、操作も簡単じゃ。
それじゃあいよいよ、出発するぞい!」

おじいさんが操作をすると、巨大ロボットは自動で移動を開始し、あっという間に裏山の隠された出口に辿り着いた。

「階段の長さにも驚きましたけど、まさかこんなところに出口があるなんて気づきもしませんでしたねえ。」
「そうじゃろう。実はこの裏山の内部全体を基地として活用しとるんじゃ。ま、ちと違法じゃがの。
さあ、ぐずぐずはしとれん。飛行モードで一気を距離をつめるぞい!ちいと揺れるでの、気をつけるんじゃぞ!」

裏山の出口が開き、ロボットが横向きになる。おじいさんが操作をすると数個あるジェットが作動し、一気に基地を飛び出した。

「…ふう、ようやく出発できましたね。少し揺れるものだからびっくりしましたよ。
って、おじいさん?!どうしたんですか?!」

おばあさんが横を見ると、おじいさんはうずくまり、うめき声をあげていた。

「っ……こ…こっ……」
「こ?こってなんですか?!大丈夫ですか?!」
「こ……し、振動で……腰を…やってしまったようじゃ……年には…かなわんのう…ふぉふぉふぉ………」
「そ、そんな!おじいさんがいないでどうするんですか…もう出発してしまっているのに!」
「だ…大丈夫…操作は普通免許程度の知識があれば十分なんじゃ…指示はするからの、安心せい。なあに。この超即効湿布が効くまでの辛抱じゃて…」
「そ、そうですか…まあ、やるしかありませんねえ。任せてくださいな。」

なんとかおばあさんに操作を移し、おじいさんの治療を済ませる。
順調に敵の通信機を追っていく…かに思われた。

「あ、あらまあまあ!」
「どうしたんじゃ?」
「敵の通信機が……消えてしまいました…」
「なんじゃて?!…まさか、感づかれたか…!」

直後、背後から低い声が聞こえてきた。

「…愚かなマネを…!」

振り返ると、そこには、漆黒の、巨大人型ロボットが立ちはだかっていた。

(続く)
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2014/10/20 | 38物語 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
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