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38物語 第4話 第3回
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
本日の担当の湯澤です。

お話を始める前に、1つご報告をさせてください。
先日、11月1,2日は、明大祭でした!!
我が宮本ゼミも、第三校舎33番教室にて、ジブリアニメ「風立ちぬ」をコンセプトにしたカフェ、「カフェ立ちぬ」として参加しました!!
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コスプレ店員やシベリアのおかげか、予想を大幅に上回る多くのお客様にご来店いただき、大成功を収めることができました!
ご来店いただいた皆様、改めて、誠にありがとうございました!!
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さて、本題に入りたいと思います。
前々回、前回の篠崎さんと秋山さんの紡いだ物語が素晴らしかっただけにとても難しかったです。
爽やかなボーイミーツガール調の物語の続きを書く事は、未だ、ミーツガールを果たせていない僕には至難の業でした。
悩み過ぎて、更新が一日遅れてしまったことを心からお詫び申し上げます。
大変申し訳ありませんでした。

苦心して、なんとか絞り出したので、しばし、お付き合いください。




パッチリした目を大きく見開いてキョトンとこっちを見る女の子の顔を僕はよく知っていた。

矢野茉莉菜。通称「矢野ちゃん」。

僕の左手のタワレコの袋の中には発売されたばかりの彼女の2ndアルバムが入っている。
矢野ちゃんはNKN38(本当は38人もいないらしい)みたいなアイドルグループ全盛の現在には珍しいソロアイドルだ。
19歳なのに女子中学生くらいに見える童顔と、さらっさらの黒髪ロングでジワジワと現在人気急上昇中。
今時珍しい、おしとやかな正統派のアイドルで、少し天然が入っているような性格も魅力的だ。
最近、雑誌のグラビアやテレビドラマでも彼女の顔を見かける機会が増えてきた。

デビュー前に先輩アイドルのバックダンサーとして踊る彼女をたまたま見て、雷に打たれたような衝撃を受けた。
それ以来、僕は一途に彼女を推し続けている。

その彼女が今、僕の目の前にいるのである。
あまりの出来事に頭が真っ白になってしまった。

「ご、ごめん... 」

思わずそう謝った僕を見ていた矢野ちゃんは突然、
「あぶないっ!!」
と叫んだ。

次の瞬間、轟音と共に紫の雷が僕のすぐ横に落ちた。

「あーあ。どうしてくれんの?君のせいで、失敗しちゃったじゃん。」

矢野ちゃんは今まで見たこと無いような、険しい表情で僕をにらんでいた。

「え...ごめん...どういうこと?」
頭の中は?マークで一杯だが、なんとか言葉を絞り出す。

公園の茂みからさっきの黒猫のうちの1匹が現れた。
「こいつはまずいことになったぞ、マリナ。今月分の仕送りがパアになっちまった。お父様はきっとカンカンだぞ。それに人間のガキに儀式を見られちまった。」
僕は夢でも見ているのだろうか...猫がはっきりと日本語を喋っている。

「マジで最悪。今月は2ndアルバムも出て、絶好調だったのに。ほんっっとうについてない。」
矢野ちゃんはとても不機嫌そうだ。言ってることは意味不明だけど、怒った顔もかわいいなあ。

「あの、話が全く飲み込めないんですけど...良かったら少し説明を...」
僕は勇気を振り絞って、説明を求めてみた。

「はぁ...」
矢野ちゃんは大きくため息をつくとこう続けた。
「君さぁ、口堅い?今から話す事、何があっても誰にも言わない?ま、後で記憶消せばいいんだけど。」
僕が無言でボブルヘッド人形のように首を何度も振ると、矢野ちゃんはクスッと笑って話を始めた。

「あたしねぇ、今、人間界に出稼ぎに来てんの。」

その後の彼女の話は荒唐無稽で、にわかには信じがたかったが、まとめると以下のようなものになった。

矢野ちゃんの正体は、人間ではなく、魔界の王女。魔界でのエネルギーは人の気持ちで、中でも、「恋する気持ち」は大変優秀なエネルギーだという。魔界は今、深刻なエネルギー不足に悩まされているため、彼女が出稼ぎに人間界に来ている。
日本に来た理由は、日本のアイドルになることが、大量の「恋する気持ち」を最も効率的に集められるからだそうだ。

そこまで話を聞いたところで、僕は凄まじい恐怖感に襲われた。魔界なんてあり得ないだろうけど、この状況はヤバい。とにかくここから逃げなきゃ。
全速力で逃げようとしたが、4歩目で小石につまずき、派手に転んでしまった。

その時、左手に持っていたタワレコの袋から、矢野ちゃんの2ndアルバムが飛び出してしまった...

「ふうん...君、私のファンなんだぁ。へー、ってことは私のこと好きなんだよね...ちょうど良いや。とりあえず、君をお父様に捧げれば、少しは怒りも治まるかもね。」
そう言って、いたずらっぽく笑うと、彼女は指をパチンと鳴らした。

すると、ギリシャ彫刻風の柱の間に、どす黒いオーラを放つ、禍々しい扉が現れた。




いかがでしたでしょうか。
起承転結の「転」担当なので、張り切った結果、完全にやり過ぎた感も否めないのですが、これが限界でした。どうかご勘弁ください。
次回は、大変優秀な奥谷さんなのでバシッと締めてくれることでしょう。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
最終回も乞うご期待!!
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2014/11/06 | 38物語 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
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