FC2ブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/-- | スポンサー広告 | コメント(-) | トラックバック(-) | page top↑
38物語 第5話 第2回
こんばんは!今回は山内が担当させていただきます!

2日前に更新されたストーリーの続きを私が組み立てていくのですが、
井出くんなかなかやってくれましたね…!

井出くんがラストまで書いたらどんな展開になるか気になる木ですが、
今回は山内が担当なので悪しからず。
どんな展開になってもブーイングは受け付けておりません。

今回は山内が担当なので悪しからず。(大事なことなので2回言いました)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私は今、正体不明の誘拐犯に左指を切断しろと脅されている。

どうしてこんなことになったか分からない。
うちは裕福ではないし、誰かの恨みを買った覚えもない。

ただ分かるのは、この状況が普通ではないということだ。

私は混乱する脳を冷静にして、こう思った。


今の状況、めっちゃツイートしたい…!!


お察しの人もいると思うが、私はツイ廃(ツイッター廃人)だ。
珍しい状況に立ち会うと逐一ツイートしたくなってしまう、一種の病気みたいなものなのだ。

前回「夫とは価値観の相違で離婚した」と説明したが、原因は夫が私のツイッターに対する熱意を理解することができなかったからだ。

「いつもツイッターばかり気にして…大学生かよ」

夫はいつも辟易した表情でそう言っていた。

いけない。昔のことなんて思い出してしまった。早くツイートしなくちゃいけないのに。
モニターに向かって私は問いかけた。

「ねえ、ちょっとつぶやいていい?」

すると、モニター越しに声が聞こえた。

「つぶやくって、ツイッターか?あっ、喋っちゃった」

声が聞こえたものの、誰であるかは見当がつかなかった。

「おい、他人に連絡するなって言ったのに、何世界に発信しようとしてんだよ!!」

「お願い!位置情報は解除しておくから!!」

「おま、子供への愛情よりツイッターが上回るのかよ!!」

「最終的に親指は切るから、ちょっと黙ってて」

『親指切断要求されたなう。MK5(マジで切る5秒前)』

ツイートは完了した。

すると、近所の世話焼きおばさんこと吉田さんがすぐにリプライしてきた。

『ウケるぅ~。で、どっちの親指?』

私はすぐさま返信する。

『左っぽいです。』
リプライをもらえると嬉しい。翔太の担任の伊藤先生からは拡散された。
反応してもらえることによって、快感が脳を駆け巡る。

そうしているうちにママ友の佐々木さんからもリプライが来た。

『私もつい最近要求されたよ~(>_<)左でしょ?』

ん?この状況は珍しくなかったのだろうか。
自己顕示欲が少し冷めてきた。

「満足したか?タイムリミットもあと少しだ。息子を傷つけたくなければさっさと切断しろ」
モニターから声が聞こえてきた。

翔太を助けるためなら致し方がない。
犯人が準備したであろう出刃包丁を握りしめた。

「おい、ちょっと待て。そっちは右だろう。左を切断しろ」

「…あんた、なんか左の親指に相当こだわりがあるようね?」


《つづく》

スポンサーサイト
2014/11/12 | 38物語 | コメント(-) | トラックバック(0) | page top↑
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。